Quantcast
Channel: クリミナルマインド大好き世莉のブログ|あらすじ、感想、ネタバレ情報満載☆ »シーズン8
Viewing all 36 articles
Browse latest View live

シーズン8のあらすじは知りたくないけど、シーズン7からの続きが気になる

0
0

クリミナル・マインド シーズン8は
まだこっちで放映されてないけど
どうなるのか、少し気になってるんだ~。


あ、ちょっとシーズン7のネタバレになっちゃうかもしれないので
知りたくなかったら、読まない方がいいよ^^;



シーズン7のファイナルは
JJの結婚式とエミリーがチームを離れるかどうか
というのが大きなイベントだったけど

結局エミリーは、BAUを辞めてインターポールに行くと決意して
ってところで終わったんだよね。

エミリーが抜けてしまったBAUに、新しく参加するのは誰?!


Alex Blake(アレックスブレイク)ってどんなプロファイラー?

エミリーの後任に、アレックスブレイク(ジーン・トリプルホーン)という女性プロファイラーが登場。

こちらがアレックスブレイク
http://criminalminds.wikia.com/wiki/Alex_Blakeより引用

アレックスの経歴をざっと見てみると
24歳からFBIで捜査官としてのトレーニングとキャリアを積んできて
ユナボマーなど、大きな事件解決に貢献。

アレックスの活躍は、同じFBIにいるホッチやロッシも見てきたんだって。

なるほど、単なる新参者じゃないのね~。
ちょっとなぜか親近感(笑)

それと、forensic linguistics(法言語学)を教えているという点で
リーと接点があるというのもドラマっぽいけど興味深い。

さらにさらに
あのストラウスとも関わりがあって
2001年に発生したAmerithrax(アメリカ炭疽菌事件)で
誤認逮捕という大失敗を、アレックスに責任を追わせた、という過去も。


あ~、ストラウス絡みはいつも波乱含みだわ(苦笑)


アレックスのプライベートはあまり知られていない。
旦那さんはDoctors Without Borders(国境なき医師団)のメンバーというだけで
その他のことはわからない。

かなりミステリアスな設定だね~(笑)

ミステリアスな方が気になるし
これから少しずつアレックスのプライベートが明らかになるっていう
ドキドキ感もあるよね(*´∀`*)


シーズン8は待ち遠しいけど
あらすじは知りたくないな~。

ドキドキ感が9割減しそうだから。


エミリーは好きで
BAUを離れてしまったというのは寂しいけど

アレックスもチームの中でいい味出してくれることを期待して

早くクリミナル・マインドシーズン8が観たい!


Similar Posts:

クリミナルマインド8に、ホッチの弟(エリック・ジョンソン)がゲスト出演決定済~!!

0
0

現在アメリカで放映中のクリミナル・マインド シーズン8。
アメリカでのフィナーレは、5月下旬に放送予定なんですね~。

2時間スペシャルのフィナーレに
な、な、な、ななんとホッチの弟、ショーンが登場!

つまり、エリック・ジョンソンがゲスト出演するんですって!!



このブログでもしっかりイケメン君として特集した
エリック・ジョンソン。

彼がクリマイ8に戻ってくる~ ☆(人´Д`)ポッ♪


エピソードにどう絡んでくるんでしょうね、ショーンは。
見習いから今ではレストランのオーナーになって
実業家ショーンとして羽振りがいいとか

「兄さん、俺やっぱり弁護士になるよ」と
密かにロースクールでもう勉強してるとか

それともそれとも
ちょっとしたきっかけで悪の道に転落
ホッチが捜査する殺人事件の要注意人物になるとか
(((( ;゚д゚))))アワワワワ


って
想像力ないですね、私のマインドは^^;


とにかくうれしいです!


実はイギリスでも1月末から
Sky LivingHDでクリマイ8の放送開始してたんですね~。


まだアメリカで放送中だから大丈夫だろうって
ずっとテレビも見ずに必死にこのブログに記事投稿してたんですが…


全然見当外れでした(;´∀`)


それほどシーズン7までのクリマイを
深く理解することに夢中になってたみたいです。

それがまだすごく楽しいので
シーズン8は録画することにして

シーズン7までしっかり記事書いてから
シーズン8堪能したいと思います~♪

と、ちょっと話が脱線しましたが
エピソード8フィナーレすっごく楽しみ☆

Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第10話「人形遣い」のあらすじと感想

0
0

ウィンズローで発生する謎の連続殺人事件!!

被害者は折り曲げられて
箱に入れられているという、不可解さ!


犯人の目的は?


それからいよいよリードに
“電話ボックスの彼女”と会うチャンスが!


クリミナル・マインドシーズン8 第10話
「人形遣い(The Lesson)」のあらすじと感想です。




「人形遣い」のあらすじ

アリゾナ州ウィンズロー

3日前にBruce Phillips(ブルース・フィリップス)という男性の遺体が発見され
今朝になってJustin Marks(ジャスティン・マークス)の遺体も発見された。

マークスは昨日
ガールフレンドのConnie Foster(コニー・フォスター)と
デート中のところを何者かに拉致されていたのだった。

コニーはまだ発見されておらず
犯人に監禁されていると予想された。


被害者は似たようなタイプ
髪の毛を黒色に染められ
足を折り曲げられて木箱に入れらた状態で発見された。

さらに
首には何度も締められた痕があるのも特徴的だった。


現地へ向かうホッチナーたち。


マークスの遺体発見現場を検証するアレックスJJ

2人はマークスの髪の毛が切られていたことと
指にマニキュアがしてあるのを発見する。



Byron Sadler(バイロン・サドラー)という男性が
自宅から姿を消した。

現場を検証したモーガンは
窓に付いている血痕が、偽物であることに気がつく。

これは
犯人が被害者をおびき出すために使った手段だと推測された。


初めの2人の被害者の検死結果を聞くロッシリード
被害者が、柔らかい繊維のレザーのストラップまたはベルトで
執拗に首を絞められていたことを知る。

さらに
逆転したV字マークが背中についていた
ケタミンが体内から検出された
死の直前に関節を外されていたことなどが明らかになると

犯人はケタミンで被害者をコントロールし
中世の拷問器具のようなものを使って
被害者に苦痛を与えているのではないかと推測された。



サドラーの遺体が発見された。
足を折り曲げられ、木箱に入れられていたが
遺体はラッピングされ、首には締められた痕は発見されなかった

代わりに
サドラーの手と手首には大きな穴が開いていて
足からも出血していたため、死因は出血死と考えられた。

遺体の状況からホッチナーたちは
犯人は被害者を首吊りから磔(はりつけ)で殺害する方法にシフトしたと予測する。

リードはサドラーがマークスと同じジーンズを履いていたことに気がつく。
タグから「Bonner Brothers(ボナー・ブラザーズ)」という
店の名前を発見する。

事情を聞くために店に向かうモーガンとJJ。


しかし店主は
すきを見て店を離れるという不審な行動を見せた…


【犯人のプロファイリング】
犯人はその計画的な犯行から
少なくとも30歳の男性と考えられる。

(被害者が3名のことから)
自分の妄想を完璧に表現しようとし3度失敗している。

ファンタジーがベースになっている犯罪の特徴からすると
犯人が思い描いている完璧な世界には現実性はまったくない。

犯人のファンタジーには
被害者を拷問したり、無理やり体を伸ばしたり
黒髪に染める、爪にマニキュアを塗るということが含まれている。

3人目の被害者が手と足に穴が空いていることから
犯人は被害者を磔にし、犯行はエスカレートしている。

歴史的に見ても
磔は重罪を罰するために残されている。

つまり犯人にとって
被害者は自分にそぐわなかった者で
被害者に対する拷問は
犯人が被害者を”異端児”扱いしていることを示している。

磔はサディスティックで究極の拷問である。
犯人は、自分の理想を完璧に表現するため
殺人はエスカレートし続けるだろう。


犯人は女性を一人監禁しているが
自分の犯行の目撃者となっているか
または犯罪に加担しているよう強制していると考えられる。



「人形遣い」の感想

すごく不思議な演出が多かったエピソードでした。

まあエピソードを見れば
「なるほど、そうだね~」
となると思いますが

犯人の頭の中を表現しているところがあったので

後で
「あ、なんだ幻か」というシーンが多かったです。

その点で
とても印象に残るエピソードでした。


犯人はすぐに誰だかわかるのですが
オープニングはちょっといらないんじゃないかな
という気持ちもありました。

まあ
話がどういう展開になるのか
ドキドキ感を出すにはよかったかもしれませんが
これはちょっと狙ってんるんじゃないかな、と思ってしまいました。


あ、それと
このエピソードの見どころというと
スペンサー“電話ボックスの彼女”の恋の行方!

これもこのエピソードが忘れられないものに
していますね。


スペンサーの彼女はミーヴ

このエピソードでようやく”電話ボックスの彼女”が
Maeve(ミーヴ)という名前ということが判明。

ストーカーの影に怯えているミーヴでしたが
最近eメールも変な電話もないということで

ミーヴはスペンサーに
「会いたい」と告げます。


スペンサー、おめでとう~
φ(´ω`= )カキカキ_φ( =´∀`)ノ[才×〒"├-]ペタッ


ずっとまえから知ってるのに
一度もあったことがない、という不思議な関係に
ようやく終止符を打つことができるわけです!

嬉しい半面
もし会って嫌われたら…
と、ナーバスになってるスペンサーを励ましたのは
アレックスでした。

シーズン8って
スペンサーとアレックスのやりとりがよく出てきますが

なんだろこの2人
ギデオンとスペンサー、という師弟関係とも違うし
エミリーとスペンサー、という姉弟っぽい関係とも違うし

でも
他のメンバーよりもちょっと親密さを感じます。


このエピソードでの2人の会話は、
アレックスがスペンサーのこと気にかけてるのがよく分かるシーンでした。


ミーヴとの待ち合わせの場所で待ってるスペンサーに
「彼女はあなたのこと愛しているわよ」と
メッセージを送ったのはアレックスでした♪


「Narrative of John Smith」

エピソードの中でスペンサーとミーヴが
相手にプレゼントしようと
偶然に用意したのがコナン・ドイルの処女小説
「Narrative of John Smith」。

「ジョン・スミスの物語」という意味かな
なんでもコナン・ドイルが1883年23歳の時に書いたそうです。


日本でも洋書が手に入るようですが
50歳の痛風持ちで閉じこもりがちなジョン・スミスが主人公という以外は
本の内容についての情報を見つけることができませんでした。

コナン・ドイルの作品を理解するには
読んでおいた方がいい、みたいな感じなので
ドイルファン向けの本のようです。

こんな本を知ってるなんて
さすがスペンサーってカンジですね^^;


ガルシアは編み物が趣味?

被害者の殺害状況から
犯人は中世の拷問器具を使うサディストではないか
と予測したホッチナーたちは

ガルシアに
このエリアで持ち主を特定するように指示を出しますが

その時にガルシア
「私のニッティンググループの友達も該当者に入るの?」
というシーンがあるんですね。


ガルシアって交友範囲が広いというか
ニットに興味があるって、なんか意外でした~^^;


ピーターパン症候群について

エピソード後半の方でホッチが
犯人についてピーターパン症候群と見ているシーンが有りますが

ピーターパン症候群は簡単に言うと
「(大人なのに)大人になりきれていない男性」のことです。


誰でも子供っぽい一面を持っていると思いますが
ピーターパン症候群は、パーソナリティ症候群の一種ですので
笑って済ませられるような程度じゃないでしょうね(;´Д`)


過保護や幼少期に受けた虐待
強いストレスなどが原因と考えられています。


確かに今回の犯人には
大の大人なのに、子供っぽい行動が見られて
それが狂気につながっていました。

無邪気、という言葉じゃ片付けられないほど
残虐で、見ていて
「もう、いい加減にしてよ、このあほ男!」
と、心のなかで叫んでました^^;



Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第11話「転生」のあらすじと感想

0
0

猟奇的な連続殺人事件発生!

被害者の首には特定のノミが刺さってる

遺体の周りには
ハエの幼虫がうじゃうじゃ

さらには…

捜査が進めば進むほど明らかになる犯人の異常性!


クリミナル・マインドシーズン8 第11話
「転生(Perennials)」のあらすじと感想です。





「転生」のあらすじ

アラバマ州 Citronelle(シトローネル)

Floressa(フローレッサ)という女性が
教会の敷地内で殺害されているのが発見された。


フローレッサはうつ伏せの状態で発見され
首にはノミが刺さったままだった。

そして、遺体の周りにはウジが湧いていた。


フローレッサの遺体が発見される2日前には
Charlie Clayton(チャーリー・クレイトン)という
ミシシッピ州 Gulfport(グルフポート)に住む男性が
自宅で何者かにさらわれ殺害されていた。


犯行手口が似ている
フローレッサもチャーリーも
少数派の宗教に属しているという以外は
共通点が見つからなかった。


チャーリーの自宅周辺の聴きこみをしていたロッシとモーガンは
犯人にチャーリーについて話しかけられたという男性と出会う。

男性によると犯人は
チャーリーのことを
”テイラー”と呼んでいたことがわかった。


フローレッサの検死結果の報告を受けるアレックスとリード。

フローレッサの口から
木材の残留物が見つかったことから
フローレッサはさるぐつわを噛まされていた可能性が高まる。


死後2~3時間であるなら
ハエや付加する前の卵が遺体に付着しているはずなのに

フローレッサの遺体の周りに発見されたウジは
年齢の進んだ幼虫しかいなかった。

これは、犯人が
自分でハエの幼虫を犯行現場に持ち込んだことを示している。


さらに
ウジに混ざってスカンクの毛が発見されたこともわかった。


チャーリーの遺体には
アライグマの毛がついていたという。


犯人をプロファイリングしていたホッチナーたちは
犯人の犯行の手口は、Russell Smith(ラッセル・スミス)という
シリアルキラーに似ていることに気がつく。

ラッセル・スミスは
1967~1987年の間に
アラバマの娼婦8人を殺害した、性的サディスト。

被害者にさるぐつわをし
頭を殴ってアイスピックを首の後に刺して殺害した。



ウエイトレスの
Brianna Wells(ブリアナ・ウェルス)が殺害される。

同僚の話によると
ブリアナが殺害された当日
似顔絵に似た男が現れ

誕生日の客にサービスする
フリーフードを注文したが
IDの提示を求めると
異様な表情で拒否したという。


さらに
男はブリアナのことを
“Carol”(キャロル)と呼んでいた。

男は最近つけたような
傷が頬から顎にかけてあったというが

ラッセル・スミスの写真にも
同じような傷跡があることを発見したホッチナーたちは
驚きを隠せなかった…



「転生」の感想

とにかく

キモい!

の一言に尽きるエピソードですね。


虫とか殺害方法も奇妙なんですが
犯人が本当にキモかったです。


頭のなかの妄想に支配されていて
光閉ざされて」や
ストームチェイサー」みたいに

相手を他の誰かと思い込んでるキモさと

地上の王国」の犯人のように
特定のシリアルキラーを異様に崇拝するキモさを持ち合わせたような
犯人でした…

加えて
輪廻転生(うまれかわり)を強く信じているので
ますます気味が悪いです。


被害者の選択や殺害方法
ハエの幼虫や動物の毛など
ひとつひとつに意味があるのですが

それがはじめわからずに
徐々に明らかになるストーリー展開は面白かったですね。


不気味なコピーキャットの存在

事件が解決した後
ホッチたちに不吉なニュースが。

ニューメキシコで
足が切断され他人の足が縫い付けられた遺体が発見されました。

そうです!!
神コンプレックス」の手口に似ていますね


これまでも
サイレンサーのコピーキャットとみられる
遺体も見つかりましたし

ここでホッチたちは
何者かが、BAUが捜査にかかわった事件を再現している
ということに気が付きます。


シーズン8のエピソードに
時々登場するこの不気味な人物の正体
ますます気になります~><



Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第12話「ツークツワンク」のあらすじと感想

0
0

スペンサーの恋路を邪魔するストーカーがメイヴを拉致!

メイヴを早く助けて!!


そして
スペンサーとメイヴの恋の行方は…?


クリミナル・マインドシーズン8 第12話
「ツークツワンク(Zugzwang)」のあらすじと感想です。





「ツークツワンク」のあらすじ

メイヴに電話をかけるリードだが
途中でAdam Worth(アダム・ワース)という人物から
コレクトコールが入る。

相手は音声を変え
「ツークツワンク」とだけつぶやき電話を切った。


メイヴが行方不明になったことを悟ったリードは
ホッチナーに相談する。

ホッチナーとBAUメンバーは
時間の合間を縫って個人的にメイヴの捜査をすることに。


メイヴが住んでいたロフトを訪れたJJモーガン
部屋の状況から、メイヴが何者かに拉致されたと予測する。

犯人が強制侵入したないことから
犯人はどうやってメイヴの強い警戒心を解いたのか
という謎が残る。


メイヴの両親とのインタビューから
犯人の可能性として
Bobby(ボビー)というメイヴの婚約者の名前が浮上する。


メイヴにフィアンセがいたということに動揺を隠せないリードは
ホッチナーたちとともにボビーの自宅を訪れる。

驚いたことに
ボビーは、メイヴと待ち合わせした場所にいた男性だった。


ストーカーの存在を知っていたボビーは
婚約が破棄されたものの
メイヴのことが気になっていて

私立探偵を雇いメイヴの所在やリードとの待ち合わせ情報を知り
友人とともにレストランに訪れていたのだった。

さらにボビーは
ストーカーとみられる人物から送りつけられた
隠し撮りされた、メイヴのとのツーショット写真
ホッチナーとロッシに見せる。


隠し撮りされた写真の整理を
ガルシアとともにしていたJJ

メイヴの顔が黒く塗りつぶされた1枚に注目する。
それはアイライナーを使っていたのだった。

JJとリードは
犯人は男性ではなく女性だということに気がつく…



「ツークツワンク」の感想

メイヴのストーカーの正体がついに明らかになるこのエピソード。

スペンサーとメイヴがいよいよ対面?!

というのもあって
かなり画面に釘付けになりましたね~。

メイヴが行方不明になって
すっかり動揺しているスペンサー

プロファイリングにも集中できず

いつものスペンサーじゃない(;´Д`)


でも
話が進行するに連れて
スペンサーらしさを取り戻していきますが
それも見どころの一つですね。


スペンサーから相談を受けた時は
BAUのケースとして正式に扱わず
プライベートで捜査を続けるということでしたが

いつの間にかスワットチームが捜査に加わったりして

「あれ?プライベートじゃなかったっけ?!」
なんて思わずツッコミ入れてしまいました^^;


メイヴに婚約者がいたり
犯人が女性というのは意外性がありましたし

これらの要素が話に織り交ざって
話が複雑に展開していくところは面白かったですね。


でも
切ない部分が多かったかな。
決してスッキリ、といった気分にはなれないエピソードでした。


メイヴとの関係が
なかなか思うように行かないスペンサーを
思わず応援したくなりっぱなし
といったところかもしれません。


ツークツワンク

「ツークツワンク」は、チェス用語

ドイツ語で「差し迫った状況」や「動きの強制」といった
意味があるそうですが

チェスの場合
自分の番(手番)がくることによって不利になったり
負ける可能性が極めて高い状況のことを指します。

チェックメイトに追い込まれるか
プレイ続投できる逃げ道を見つけることができるか
でも、圧倒的にこちらが不利、という
まさに犯人とメイヴの緊迫した状況を表現しているようでした。


アダム・ワース

アダム・ワース(1844~1902)は、実在した悪党で
コナン・ドイルの小説「シャーロック・ホームズ」に登場する
ジェームズ・モリアーティのモデルとなった人物とされています。

ドイツ系ユダヤ人の家庭に生まれたアダムは
5歳の時に家族とともにアメリカに渡ります。

初めは
報奨金泥棒やスリといった犯罪でしたが
やがて強盗団を組織し
銀行強盗など犯罪キャリアを積んでいきます。

しかし
捜査の手が伸びるとイギリスに逃亡
そこで上流階級との付き合いや犯罪ネットワークを広げていきました。

そんなアダムのことを
ロバート・アンダーソン
スコットヤード刑事は
「犯罪界のナポレオン」と呼んでいたそうです。

アダムはベルギーで1983年に逮捕され1987年に釈放
盗んだ「デヴォンシャー公爵夫人」
Thomas Agnew & Sonsに返品し
晩年はロンドンで子どもたちと過ごしました。


「愛しているよ」と言いたいけれど…

メイヴの顔を初めてみたら
真っ先に「愛しているよ」と言おうと固く決心しているスペンサー。

そのことをモーガンに告白したスペンサーですが

その場面の前に
ガルシアがメイヴの素性を調べて
「写真見る?」といった時があったんですが
スペンサー、見なかったんですよね。

なんでだろ、と思ったんだけど
なるほど、写真を見ようとしなかった理由がよくわかりました。


メイヴは犯人に拉致されている
という、平穏じゃない状況ですが

BAUのメンバーだけじゃなくて
私も、スペンサーがメイヴに会って
無事にその言葉を伝えて欲しい、と
心から応援していました。

スペンサーがメイヴと初めて対面したのは
スペンサーが人質として潜入した時。


こんな初対面て…
スペンサーもメイヴも、誰も想像していなかったでしょうね…


でも、こころと裏腹に
スペンサーの口から出た言葉は

「愛してなんかいないよ」でした(TдT)


あ~、恋愛に不器用なスペンサー!

もうね
この場面、本当に切なくて
あ~、う~、ってもだえてしまいました!


脚本どうにかならないの?!

なんて、クレームも湧いてきたりして^^;

スペンサーらしいといえばそうなのですが
メイヴにそう言わざるをえなかった、というのはほんと切ないです。

せつなすぎて
スペンサートラウマになったんじゃないだろうか…


スペンサーとメイヴとの関係も
“BAUのストーカー”同様
いくつかのエピソードにまたがって登場するので
シーズン8としては見逃せないですね。



Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第4話「神コンプレックス」のあらすじと感想

0
0

ニューメキシコで猟奇的な事件が発生!

犯人は被害者の右足を切断
その意図は?

あれ?
スペンサー、どこに電話してるの…?


気になることが盛りだくさんの
クリミナル・マインドシーズン8 第4話
「神コンプレックス(God Complex)」のあらすじと感想
です。




「神コンプレックス」のあらすじ

ニューメキシコ州
1周間の間にRichard Hubbell(リチャード・ハベル)と
Tony Anders(トニー・アンダース)がそれぞれ拉致される。

ハベルは
メキシコとアメリカの国境地帯の都市
シウダー・フアレスで遺体となって発見された。

一方のアンダースは一命を取り留めるが
どちらの被害者も右足が切断されていた


被害者の足の切断方法から
犯人は医者の可能性が高まった。

しかし
切断された部分をきつく縫い、壊疽を起こさせていることから
リードは切断の目的は外科手術ではなく
犯人は残忍な殺し屋ではないかと推測する。


病院で手当を受けているアンダースを尋ねたモーガンとロッシ
アンダースはガレージのドアのことを思い出したと2人に話す。


一方被害者たちの切断部を調べていたリード
ハベルはひざ下から切断されていたのに対して
アンダースはひざ上から切断されていることに気がつく。

さらにJJ
ハベルの切断部の骨に
ドリルで開けたような、小さな穴を発見する。


犯人は
殺人を目的とした殺人犯ではなく

実験のために殺人をしている、科学者ではないか
という仮説が浮かび上がった。


Carl Timmons(カール・ティモンズ)が
病院で倒れ、その後死亡する。

ティモンズの右足は切断されていたが
他人の足が縫い付けられていた

この縫合の未熟なやり方から
犯人はどうにかして他人の足の移植に成功させようとしている
様子が伺えた。


ホッチナーたちは犯人のプロファイルを発表する。

犯人は医者で、激しい神コンプレックスの持ち主。
そのナルシシズム的な考え方から、人間生態学や解剖学を受け入れず
それが医者としてのキャリアに影を落としている。

医者だとしたら、医師免許を失効している可能性がある。
医者でなければ医学生で、倫理的暴力の持ち主であろう。

犯人はサイコパスや非社会的なタイプではなく
むしろ社会的に成功を収め、礼儀正しく、社交的で
近所の人は彼のことをよく知っているだろう。

犯人は中流または上流家庭の暮らしをしているだろう。
結婚していて、子供がいる可能性がある。
もしそうであれば、家族に愛情を注いでいるだろう。

その反面、”手術”の事実を
周囲から隠し通しているのは
心理学的に“二重化”と呼べるだろう。


プロファイリングを発表したものの
犯人の特定が難航する。


捜査中にもかかわらず
近くの電話ボックスまで車で送ってほしいというリードに
違和感を抱くアレックス。


そして
その頃犯人は次の被害者を拉致していたのだった…



「神コンプレックス」の感想

エピソードのタイトル
まず興味をそそられました。

神コンプレックスというと
すごいナルシストが出てきそうなイメージですし

クリマイ4に出てきたロスチャイルド
いい勝負かな、なんて期待したり。


まあどんな犯人かは
ドラマを見てからのお楽しみにしておきましょう。


クリマイは
犯人がはじめからわかるエピソードが多いのですが
今回のエピソードもそうで
特にがっかりしてしまいましたね~^^;

今回は
犯人最後まで知りたくなかったな~、みたいな。


でも
犯人がなんのために被害者の右足を切断するのか
なんの仕事をしているのか
正体が謎だったので、それはスリルがあって面白かったです。


スペンサーに彼女?

犯人の素性が気になるのもそうですが
同じく気になるのが、スペンサーが電話をかけているお相手ですね~。

女性だったので
「お❤」と直感しましたが

この女性は、スペンサーの脳のMRI画像を見て
スペンサーに頭痛治療について、アドバイスしている人のようです。

そして、スペンサーは6ヶ月前から
この女性から頭痛治療について電話でアドバイスを受けています。

その頭痛も彼女のお陰ですっかりよくなって
スペンサーの声が弾んでる♪


ようやくスペンサーの頭痛が治ったか
やれやれε-(´∀`*)ホッ


でも2人も電話で話すだけで
実際には会ったことがないんですね~。

あわないのは理由があって
どうやら彼女にはストーカーがつきまとっているようなんです。

今度2人で会おうと誘っても
BAUメンバーとストーカーの正体を突き止めると言っても
断られて、ちょっとへこみがちのスペンサー。


私も一緒に落ち込んでしまったのですが^^;
彼女が電話で言う、最後の言葉
これは良かったです~(〃∇〃)

スペンサー、よかったね♪♪
φ(´ω`= )カキカキ_φ( =´∀`)ノ[才×〒"├-]ペタッ


2人の行方が気になります!!



神コンプレックスについて

ゴッドコンプレックスは、簡単にいうと
自分が全知全能の神だと執着することです。

自分は正しくて、完璧な人間であるという揺るぎない自信からくるそうですが
そうじゃなきゃ自分のことここまでだと考えないですよね^^;

自分は100%正しい、だから100%間違いはありえない。

にしてもすごい自信だな~(呆)


ホッチたちが犯人のことを
ゴッドコンプレックスの持ち主とプロファイリングしたのは

人間生態学や解剖学を否定するかのように
まったくの自分の方法で”実験”を繰り返していたからですね~。

何の落ち度もない人の
右足を切り落として、まったく悪びれない様子でいる犯人から
ゴッドコンプレックスの塊なんだ、と感じてしまいますが

「この勘違いどうにかして~><」
ですよね、ほんとにもう!!


“Doubuling”(ダブリング)

表向きは気さくでフレンドリー
でも裏の顔は、人体実験をするという冷酷な顔を持つこの犯人は
“ダブリング”(二重化)と表現されました。

心理学的用語ということですが
アメリカの精神科医、ロバート・リフトン
ナチドクターの心理研究に関する論文があって
その中に”二重化”が詳しく述べられています。

アウシュビッツ強制収容所で
大量虐殺に加担したドクターたちは
収容所では、人命をなんとも思わない冷酷な人体実験を続け
家庭に戻れば、いいお父さん、いい夫としてふるまう。

この両極端な行動は
とても一人の人間のものとは思えず
まるで2つの異なった人格が同居しているようです。


あるナチドクターは
終戦で逮捕され、裁判にかけられた時に
実験を続けさせてくれと、涙ながらに訴えたそうです。

人を殺害することは悪い、と思うどころか
人体実験は人類のために必要だ、という強い思い込みがあるんですね。

そうした価値観が二重化を可能にさせるんでしょうね…


戦争で戦う兵士は
戦場では残忍な兵士になるけど
家族の待つ家に帰れば模範的なお父さん、夫になる
というのもそうなのかな。

人間て、本当に複雑な生き物ですよね。


ジョセフ・メンゲレ

アウシュビッツで人体実験を繰り返した
ナチドクターの一人。

特に双子に興味を示して
体を切り刻んだり、薬品を注入したり
人工的に「シャム双生児」を作ろうとしたり
その外科手術は残忍を極めていました。


終戦後メンゲレは逮捕を免れ南米へ逃亡
常に追跡の恐怖に怯えながら暮らしていたと言われ
1979年、心臓発作で亡くなります。

メンゲレは身内や南米の逃亡先では
親切な紳士という印象があり
身の毛もよだつ人体実験をしていたとは
誰も想像できなかったということです。


う~ん、なんか二重化の典型
といったところでしょうか。


そして
このメンゲレの人物像を調べれば調べるほど
今回登場する犯人と、オーバーラップするところがあります。


ちなみにメンゲレについては
スペンサーと彼女の会話のやりとりで出てくるのですが
この2人の会話が、犯人が誰かつきとめる大きなきっかけになるので
お見逃しなくです~。



犯人がつかまったことによって
今回の事件は一件落着

でも
スペンサーと彼女の行方はまだ終わってませんね~。


次回の放送が楽しみですね!



Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第5話「鮮血の大地」のあらすじと感想

0
0

屈強な男性が次々と謎の失踪を遂げる、ラグランド!

事件が進むに連れて
犯行のグロさもエスカレート!


犯人は正真正銘のモンスター?!

うわ~、
JJの息子ヘンリーは罪なくらい可愛い~!!

いろんな意味でドキドキが詰まった
クリミナル・マインドシーズン8 第5話「鮮血の大地(The Good Earth)」のあらすじと感想です。




「鮮血の大地」のあらすじ

オレゴン州グランド
約1ヶ月半の間に、4人の男性が行方不明になった。

最後に行方がわからなくなった
Terry Rogers(テリー・ロジャース)
失踪してから24時間が経過していた。

被害者は皆健全な成人男性で
結婚して子供がいる以外の共通点はなかった。


ラグランドに向かうホッチナーたち。

そして、現地で捜査を開始すると
ホッチナーはガルシアから
失踪現場に残っていたロジャースの嘔吐物から
大量のメラトニンが検出されたと報告を受ける。

メラトニンは極度の眠気を引き起こすが
ロジャースは犯人から薬を盛られていた可能性が高くなった。


後日ロジャースの遺体が川から発見される。

遺体には、手足を縛られた痕があったものの
危害や拷問を加えられた形跡はなく
その殺害方法や遺体の処理方法から
ロッシは犯人は女性である可能性を指摘する。


ホッチナーたちは犯人のプロファイルを発表する。
犯人は女性で、かなり几帳面、目的遂行のために忍耐強いところがある。
被害者を複雑かつうまく拉致していることから、年齢は30代から40代で
地元民または土地勘があるほど長く住み続けている人物。

犯人は被害者たちを人里離れた
プライベートを確保できる場所に監禁しており
その土地や建物にアクセスする手段を持っている。

犯人が拉致しているのは
受精媒介者としては理想的な
非常に健康意識の高い男性たちばかりである。

被害者の年齢からして
BAUは当初、犯人は子供の父親になれるかどうかを基準にして
被害者たちを父親にふさわしいとして拉致したと考えた。

しかし、ロジャースが殺害された。
おそらく彼女はロジャースのことを
他の被害者たちよりも、体格的に劣るとみなしたためと見たからだろう。

犯人は、被害者を一人また一人と淘汰していき
最終的に子作りのパートナーとしてふさわしい相手を選ぶ可能性がある。


プロファイリングを元に
さらなる捜査が続けられたが

プロファイリングとは逆に
犯人の次の被害者は
Cheryl Winslow(シェリル・ウィンスロー)という
臨月を迎えた妊婦だった…



「鮮血の大地」のあらすじ

「鮮血の大地」という邦題が
エピソードの内容にぴったりだったので気に入りました~♪

でも
このエピソードは

グロくて、罪悪感ゼロの犯人にキモさを感じ
2度と見たくない部類に入りました(;一_一)


顔をしかめながら見ている自分がよく分かるような
そんな内容です。

まあ、夜食防止には役立ちましたが(苦笑)


犯人は話の途中から
誰だかわかるのですが

あ~、このエピソードもやっぱり
犯人バラすの先延ばしにして欲しかったな~…

という気持ちがありました。


ここはちょっと残念かな、という気持ちもありますが
犯行動機が最後の方までわからなかったのと

4番目の被害者
ロジャースのバックグラウンドがかなりミステリアス
なぜ彼だけ殺害されたのか
その理由も「あ、だからなんだ」というオチだったので
それは興味をそそられました。


5番目の被害者を拉致した理由を知った時は
「うえ~、もういい加減にして><」
といった気分になりましたが…

こういう理由から精神がむしばまれて
強迫観念にかられ、犯行に走るケースも有るのかな
まあそんな印象も受けたエピソードでした。


ヘンリー可愛すぎ~♪

ハロゥインの
「トリック・オア・トリート」に参加しないと
言ってきかないヘンリーに困ってるJJ。

ある夜JJとウィルの会話を盗み聞きしてしまったヘンリーは
ハロウィンには本物のモンスターたちが
うろつくとすっかり信じてしまったとか。


でも、事件が解決したあと
JJのアドバイスで
どのモンスターが本物かそうでないか
その目で確かめるために
トリック・オア・トリートに参加すると決めたんですね。

「それってプロファイラーになりたいってこと?」
というモーガンのツッコミに

JJは
「そう、憧れのプロファイラーにね」
と答えて、ヘンリーがBAUに登場するのですが


可愛い~♪


憧れのプロファイラーのミニ版といった格好で
もう、最高にキュートですよ!

このエピソードの一番の見所かも♪



スペンサーとJJの会話、笑える

ロジャースの自宅を捜索していたスペンサーとJJ。

ロジャースが好んで読んでいる本は
ビーチでさらっと読むような内容じゃないとJJが言うと

「僕はビーチが嫌いなんだ」とスペンサー。

「なぜ?」とJJが聞くと
砂まみれの食べ物
ピンク色の肌
地形学的におもしろくない
かもめの糞にはいっぱいバクテリアがいる

というふうに
スペンサーらしい(?)
嫌いな理由をあげるのですが

それを聞いたJJは
「やっぱりね。聞かなきゃよかった」
みたいなクールな表情で

「聞いてごめんね」というのが
ものすごく面白かったです。


なんかスペンサーに
「天気が良いから、海でも行こうよ」と誘ったら
ものすごく後悔しそうですね^^;

悪気はないんだけどね、スペンサー(苦笑)


スペンサーとJJのコンビは
モーガンxスペンサーの次に好きですね~。


以上、第5話の感想でした♪

次回も楽しんで観たいです~(・∀・)



Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第6話「殺しの教室」のあらすじと感想

0
0

マイアミで発生した、連続殺人事件!

犯行の手口がエスカレートするに連れて
驚きの事実が明らかに!

BAUの正確なプロファイリングが
事件解決に大貢献!!

クリミナル・マインドシーズン8 第6話「殺しの教室(The Apprenticeship)」のあらすじと感想です。




「殺しの教室」あらすじ

マイアミ州フロリダで23歳の娼婦
Amanda Lopez(アマンダ・ロペス)の他殺体が路地で発見された。

ロペスは激しく殴られたあとがあり
頭にビニール袋をかぶされ、窒息死させられていた。

性的暴行の跡もあり
DNAが検出されたが、CODISデータベースにはないものだった。

1ヶ月前に同じくフロリダで
子犬の連続殺人事件が発生したが
DNAが一致したため、同一犯人の犯行と断定される。


地元の警察本部に到着したホッチナーとJJ。

ロペスの殺害現場と子犬の殺害現場を地図で確認していたホッチナーは
殺害現場近くに1本のバスルートが通っていることに気がつく。

自分の自宅から歩いていける距離でまず子犬たちを殺害し
その後バスを使ってロペスを襲った可能性が高くなった。


ロペスの検死の結果
犯人は小柄な人物であることがわかる。

さらに
子犬の殺害現場を訪れたモーガンとスペンサーは
そのロケーションから
犯人は思春期を迎えた少年であると推測する。


新たな娼婦の他殺体が発見される。
今回は殺害現場と死体遺棄現場が違っている上
遺体には噛み跡が残されていて
追跡されないように注意を払っている点が
前回の犯行と異なっていた。


短い期間にここまで犯行の手口が進歩するとはとても考えられず
犯人は熟練の犯罪者と、若者のチームではないかと推測されたが

それが確信に変わったのは
3番目の被害者の遺体が発見された時だった。


ホッチナーたちは犯人のプロファイルを発表する。

犯人は2人組の白人で
一人はもう一人より年上。

年上の方は30代後半から40代前半で
犯行に熟練さが見えることから、犯罪履歴があると考えられる。
他の前科者と同じように、アウトサイダー的存在。  

年上の犯人は、学校や教会、コミュニティセンターといった
若者たちがうろつく場所で、若者たちと接する可能性がある。

犯人たちの関係は師弟関係タイプで
年上は年下が一人前の殺人犯になるように犯行の手ほどきをしている。

こうした関係はまれだが、犯罪にスリルを味わいたいという欲望が
2人の共通点であり、関係を強化している。

もしかしたら親戚同士かもしれないし
血の繋がった父親と息子、兄弟、叔父と甥という可能性もある。

例え地が繋がっていなかったとしても
2人の関係は、同じくらいの結びつきを持っている。

若い方の犯人は、虚しさを埋めてくれるような
父親のような存在が現れるのを期待している麺があるだろう。

2人の犯行ペースは途切れることがなく
犯行への欲求、プレーヤーとコーチとしての行動から
この2人はかなり危険であると言えるだろう。


事件が起きた周辺で
犯罪履歴のある少年を調べていたモーガンは
ある少年に目を留める。

その少年の子犬事件当時の記憶から
事件は一気に急展開を見せる…



「殺しの教室」感想

これもあんまり見たくないエピソードですね~

女性を狙う快楽犯人
という設定に嫌悪感がでてるのと

犯人役の2人が
快楽犯を好演していたからかな、と思います。


事件の結末は意外でしたが
これで良かったかな、という思いで終わりました。


犯人ははじめから分かってしまうのですが
まさか2人組とは、というびっくりはありました。

犯行の描写も出てきますし
2人が師弟関係で結ばれているというのも見ていればわかるのですが

それと平行して
ホッチたちが的を得たプロファイリングをしていくので
それはスカッとしましたね~。


まあ、ドラマですから
こういう流れはあたりまえだと思うけど
やっぱりこのプロファイリングの過程って
このドラマの見どころですね^^


スペンサーが「思考」を捨てて「五感」で勝負!

FBIのソフトボールチームに所属しているモーガン。

エピソードの冒頭で
スペンサーにバッティングを教えているのですが
スペンサーは相変わらず理屈ばっかりこねて空振りばっかり。

見兼ねたモーガンが
「考えるな、感じるんだ!」と言うんですが
いつも考えているスペンサーには苦手だったみたいですね^^;

頭脳明晰だけどスポーツは…
という、スペンサーのダメっぷりがチャーミングでした。


そして
事件が解決したあと
ソフトボールの試合があるのですが
スペンサーは急遽ピンチヒッターに!

空振りを連発しているスペンサーに
モーガンが
「考えるな、感じるんだ!」と再びアドバイス。

そのアドバイスでスペンサーは
再びヒットを狙いますが…

まあ、予想通りの結果でしたが
すごい嬉しかったですね~☆(人´Д`)

それから、ヒットをバンバン決めるモーガンがとってもかっこよかった!
これ見れただけでも幸せです、ってくらい(笑)

モーガンファンは必見の場面ですよ~♪


今回の犯人が師弟関係だったので
モーガンとスペンサーの間にも
何か師弟関係を感じてしまったエピソードでしたが

こちらはめでたしめでたしでよかったです♪

でも
お祝いムードのスペンサーたちを
盗み撮りしているシーンが最後の最後に登場して
テンションが一気に下がりましたね~_| ̄|○


サイレンサーのコピーキャット?

事件が解決して
クウォンティコに戻る機内で
ホッチナーはある事件発生の報告を受けますが

被害者は殺害されて口を縫われていました。

まるで「サイレンサー」が再来したような手口。
でもサイレンサーはすでに死亡しています。

コピーキャットが?

何かある余韻が残って
ちょっと不気味さが漂いました。


ジョン・アレン・モハメドとリー・ボイド・マルボ

犯人のプロファイルを発表している時に
師弟関係で結束した犯人たちの例として上げられたのが
ジョン・アレン・モハメド
リー・ボイド・マルボ(ジョン・リー・マルボ)

この2人は
2002年にメリーランド、ヴァージニア、ワシントンD.C.で起こった
連続狙撃事件の犯人です。

射撃が得意だったモハメドは
友人の息子で生活を共にしていたマルボに射撃を教えて
「アメリカを恐怖に陥れる」目的で無差別殺人を計画。

車のトランクに穴を開けて
そこからライフルで被害者を狙撃
2月から10月にかけてわかっているだけでも25人を襲撃
16人が死亡、9人が負傷しました。

逮捕されたモハメドは死刑(2009年に死刑執行)
マルボは終身刑で現在も服役中です。

被害者は、スーパーの買い物客や
自宅で芝刈りをしているなど
ありふれた日常で起こりました。

事件当時モハメドは41歳で、マルボは17歳。
車を改造してトランクに穴を開けて
小柄なマルボがトランクから被害者を狙撃していた
と聞いた時は、本当にぞっとしました。

誰もがターゲットになっていたし
まさかトランクの小さな穴から狙われてるなんて
誰も想像しないですよね…

この2人の逮捕もちょっとした偶然からようやく、だったので
本当に捕まった時はほっとしました。

2度と起きてほしくないような事件です。




そういえば、犯人の一人
マシュー・リラードが演じていますが
この俳優さん、スクービー・ドゥーの
シャギーの声を担当していたんですね!

それから実写版のシャギーも!

声がぜんぜん違うので
全く気が付きませんでした^^;

さすが役者ですよね~。

まあでも
ドラマ観てる時にシャギーって気が付かなくてよかったかも(笑)


リラードの演技、これはちょっと見ものかもしれません~。


事件は解決しましたが
ホッチたちにつきまとう謎の影の存在があり
それが登場するこのエピソードは見逃せないですね~。

シーズン8はエピソード1から順に観ないとこんがらがりそうですね…


Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第7話「英雄との再会」のあらすじと感想

0
0

サンタモニカで次々と発見された焼死体!


被害者を選ぶ理由は?
殺害方法が意味することは?


謎が深まる犯人像
でも、今回もチームワークで難題を解決!!

それから
ロッシと”ある人”の再会も絶対見逃せない!


クリミナル・マインドシーズン8 第7話「英雄との再会(The Fallen)」のあらすじと感想です。



「英雄との再会」のあらすじ

サンタモニカ。
1周間のうちに橋脚で黒焦げの死体が3体発見された。

そのうち2体は男性、3番目の被害者は女性というだけで
行方不明者の届け出もなく、その他のことはわかっていなかった。


サンタモニカに向かう途中
ホッチナーはガルシアから3番目の被害者の身元がわかったと報告を受ける。

被害者はミネソタ州エディナ出身で19歳の
Lindsay Leeman(リンゼイ・リーマン)だった。


その後の調べで
リーマンが母親に告げていた住所には
実際に居住していないことがわかる。

そして、ロッシとホッチナーは
リーマンの母親が最後に送金した先の
ホームレスシェルターを訪れた。

そこでロッシは海兵隊時代の上官
スコット軍曹と再会する。


新たな死体が発見される。
被害者は頭を剃られ、ところどころに薬品による火傷の痕が見られた。
犯人は被害者をブリーチで”洗った”ようだった。

現場検証をしているロッシたちのところに
スコットが現れて
「(被害者は)Jeremy(ジェレミー)だ」と答えた。


犯人は明らかにホームレスをターゲットとしている。
地元のホームレスたちから信頼の厚いスコットとともに
ホームレスたちに犯人の特徴を伝え

同時に犯人のプロファイルを発表した。

犯人はホームレス狩りをし、夜に襲撃する。
ホームレスコミュニティをターゲットにすることによって
社会的または政治的な声明を出そうとしているようだ。

犯人の犯行の手口は進化し、一番最近の被害者は
ブリーチで溺死させるており、これは他のホームレスたちを恐怖に陥れるためだろう。
髪の毛を剃ったのは、被害者に屈辱を与えるためだろう。

犯人は被害者にブリーチをかけたり焼いたりするだけの設備を持っている。

死体を朝の通勤時間前に遺棄していることから
昼間の仕事をしている人物の可能性がある。

地域に溶け込んでいるため、犯人を探すのは容易ではない。
恐らく犯人はホームレスコミュニティを快く思ってない地元の人間だろう。

犯人は犯行計画に細心の注意を払っている。
遺体を橋脚から離れた場所に遺棄しているということは

警察による捜査が行われている事に気がついている証拠で
殺人がまだ終わらないことを意味する。


ホームレスのShara(サラ)に
ある男が近づく。

男はサラを誘拐しようとし
ちょうど近くにいたスコットはそれを阻止しようと
犯人とも見合いになる。

サラを無理やり車に押し込んだ男は
猛スピードでその場を走り去った。


後日スコットは地元警察に出向き
ロッシのインタビューを受ける。


初めは何も思い出せない
と、困惑するスコットだが
ロッシの認識インタビューで、犯人につながる記憶をいくつか思い出していく…



「英雄との再会」の感想

ロッシとスコット軍曹の偶然の出会いが盛り込まれていて
意外だったんですが、いや~、私これ好きです♪

しかも犯人の動機や
誰なのか、なかなか出てこなかったですしね。

こういう展開いいなあ~。

犯人はキモくてもちろん好きにはなれませんが
なぜホームレスを憎んだのか、その理由も
へえ~、なるほど、と思うようなことだったので
おもしろかったです♪


このエピソードの見どころというと
やっぱりロッシとスコット軍曹かな。
もう絶対見逃してほしくないですね~。


ロッシとスコット軍曹

ロッシとスコット軍曹の関係がどうで
なぜスコット軍曹が今はホームレスになっているのか
それを明らかにするために

ロッシとスコット軍曹が、海兵隊としてベトナム戦争の戦地で
活動しているシーンが、エピソードの中に何度か登場します。


この2人の他にもう一人忘れられないのが
ヘルナンデス上等兵

ロッシが地雷を踏んでしまった時
スコット軍曹がそばにいて
ロッシを窮地から救い、その行動が賞賛の対象になりました。

しかしこれには裏があって
本当に2人を助けたのは
ヘルナンデス上等兵
だったんですね。

ヘルナンデス上等兵は
2人の命を救うために自分の命を犠牲にしたんです。


ロッシはずっとスコット軍曹が自分の命を助けてくれたんだ
とばかり思っていて、この告白にちょっとびっくりしました。

そして、そのことがずっと気がかりだったスコット軍曹
こうしてホームレスとして逃げ続けていたんですね…


後日
ロッシとスコットは
ヘルナンデス上等兵のメダル授与式に出席。
ヘルナンデス上等兵の孫がメダルを受け取り
晴れてヘルナンデス上等兵の功績が公に讃えられました。

授与式はNew Direction(ニューダイレクション)という
帰還兵をサポートするチャリティ組織で行われたのですが
ロッシはスコット軍曹に、ここで復帰の足がかりをつけるよう
手配したんですね。

それを知った スコット軍曹が思わず涙ぐむのですが
ここはとてもジーンとくるシーンでした(TдT)。


スコット軍曹はシーズン9にも登場するようで
嬉しいですね~。

時々セリフが聞き取りにくいな、と思うんですが
良いキャラなので許します~(笑)


そして
一番最後の場面で
ロッシが自分の書いた犯罪小説の献辞に
スコット軍曹とヘルナンデス上等兵の二人の名前を入れますが
義理人情に厚いロッシの人柄が出て、思わず
「ロッシ~!」と、その胸に飛び込んでみたくなりました(笑)


犯人はものすごい潔癖症

今回登場する犯人はものすごい潔癖症

きれい好きはいいことですが
度を越すと、潔癖症になってしまうんですね。

知らなかったんですが
潔癖症は強迫性障害の一種

汚れることを過度に嫌うので
外出ができなくなったり
人と共同生活ができなくなったり
何度も何度も血がにじむほど手を洗ったり
異常に清潔にこだわるようになります。

もし
子どもや相手と暮らしてる場合は
清潔に保つことを強制するんだそうですよ。


犯人はホームレスを不潔扱いして
”掃除”するためにホームレスを殺害していきますが
ホームレスがターゲットとなったエピソード
出口のない迷路」もありましたね。

この犯人のほうが
殺害した人数も多いし
殺害方法も残酷でしたが
2人とも自分のことを”ハウスクリーナー”として殺人を正当化しています。


このエピソードでは
犯人の潔癖症っぷりがエピソードに登場して
完璧なまでの衣類の収納の仕方とか
犯人の異常さをアピールしてて
なかなかぞっとしましたよ^^;

潔癖症の犯人と言ったら
>闇夜に浮かぶ観覧車」の犯人を連想させますね。
あの犯人も、異様なまでにきっちりしてました~。

顔は似てないけど
行動は似てますね…

ただ、観覧車の犯人には
ちょっと感情移入するところがありましたが
こっちの犯人にはありませんでした^^;



今回のエピソードは
ホッチたちのプロファイリング、というよりも
ロッシとスコット軍曹との関係が印象に残ってしまいましたね。

でも、こういう心温まるエピソード
私は好きです♪





Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第8話「スクールバス・ジャック」のあらすじと感想

0
0

スクールバスが突然ハイジャック!

消えた学生たちはどこに?

ケビンを加えて必死の捜査開始!

事件の突破口を開いたのは
ロッシの”意外な趣味”のおかげ!!

ロッシGJ(笑)

クリミナル・マインドシーズン8 第8話
「スクールバス・ジャック(The Wheels on the Bus)」のあらすじと感想です。





「スクールバス・ジャック」あらすじ

ワシントンD.C.で、セントラルハイスクールの生徒24人
運転手のRoy Webster(ロイ・ウェブスター)
バスモニターのCarol Roberts(キャロル・ロバーツ)
を乗せたスクールバスが何者かにハイジャックされた。


犯人は2人以上とみられ
捜査支援に駆けつけるホッチナーたち。
今回はケビンも一緒だった。


拉致された26人全員のバックグランドを調べているうちに
運転手のウェブスターが、過去に生徒とトラブルを起こしているのにもかかわらず
表立った懲戒を受けていないことに疑問を持つホッチナー。

しかしそのウェブスターは
足と胸に銃弾を受けた遺体となって発見される。


プロキシサーバーをたどってバスのGPSの追跡に成功したガルシア
ホッチナーにバスルートを報告する。

GPSのシグナルが途絶えた場所には
放置状態の古い小屋が建っており
ハイジャックされたバスはその中に停められていた。


さらに周辺を捜索していると
拉致された24人の生徒のうち、14人の生徒を発見する。

ロバーツと残り10人の生徒の行方はわかっていない。


発見された生徒のひとりに
事件当時の事情を聞くアレックス。

犯人はガスマスクをかぶり
10人の生徒を選んでから
その生徒たちに電気ショックカラーを首につけたということがわかった。

なぜ犯人は10名の生徒を選んだのか。

これが最大の疑問だったが
ロッシはこの事件の流れは
Gods of Combat(ゴッドオブコンバット)」というビデオゲームに似ていることに気がつく。


ロッシによると
ゴッドオブコンバットは
公共交通機関を襲い、プレーヤー5人を確保し
できるだけ相手を殲滅させたほうが勝つというゲーム。

犯人がつけていたというガスマスクも
ゲーム上に出てくる。

5人のプレーヤーは
  • キャプテン

  • 大尉

  • 1組の兵士

  • 人質


で、10人を2チームに分けて
ゲームを再現させようとする犯人の意図が見える。

さらに、それぞれのプレーヤーのキャラと
拉致された10人の特徴がマッチすることから
ゲームの再現目的で生徒たちを拉致した可能性が濃厚になった。

このことを手がかりに捜査が続けられるが

ケビンはゴッドオブコンバットのユーザーの中から
不審な2名の存在を発見する…



「スクールバス・ジャック」感想

まさかゲームを再現するためにバスをハイジャック
というストーリー展開は予想外だったので
マンネリ化してないところがよかったな、と思いましたが

犯人たちがあまりにも勝手すぎて
すご~く嫌なエピソードです(;一_一)


ゲーム中毒になるとここまでくるのか、といった感じ。
話の終盤に犯人の一人が
「俺の勝ちだ」っていうんですが

この期に及んでそんなことを言うのか、と
呆れてしまいました。


現実の世界とゲームの世界の区別がつかなくなるって
恐ろしいですね…


ロッシの意外な一面や
ケビンとガルシアのやりとりがなければ
本当にいや~なエピソードだったと思います。


ケビンとガルシアの行方は…

今回は、ケビンも捜査に駆り出されるわけですが
ガルシアがケビンのことを少し意識してるのがわかります。

あれ?
ひょっとして未練あり?!

ケビンもまんざらではなさそうなので
この二人また恋が再熱するかも?!

って、ちょっと期待してしまいました。

ケビンが事件解決に貢献した部分が多いので
ケビンのITテクニックに、やっぱりガルシア惚れなおしたのかな❤


でも、事件が解決して
最後にガルシアがケビンを飲みに誘うのですが
先約があると断られてしまいます。

ケビンはやっぱり
ジーナ・シャープとつきあってるのかな??

って、かなり気になったんですけど
ケビンとガルシアの気持ちと同じで
ここらへんもあいまいでしたね~。

どうなるのかな、この二人!


ロッシとビデオゲーム

今回はロッシの
「ゴッドオブコンバットに展開が似ている」という気付きから
事件は急展開を見せますが

前回のエピソードでは
義理人情に厚い面が見られましたし
今回はゲーマーとしての一面が。

といっても
ロッシがビデオゲーム好きだとわかるのは
今回のエピソードが初めてじゃないですよね。

シーズン6第5話「安全地帯」で
犯人が「ニコ・ベリック」と名乗ったと知った時に
グランド・セフト・オートIVの主人公の名前と気が付きましたし

同じくシーズン6第16話「哀しきメロディー」では
事件解決後アシュレイ・シーヴァーとビデオゲームしてました。


あ、ひょっとしたら
若い彼女がいたりして?!

ロッシもギデオンみたいに
肝心なところがなかなか見えないキャラですよね~。

その点
公私の顔がはっきりしているホッチのほうが
わかりやすいキャラだったりして(笑)


あ、そうそう
このエピソードの最後に
ケビンにフラれて、エレベーターの前でがっくりしているガルシアを
ロッシが励ますシーンがあるんですが
これはロッシらしくって好きです。

ガルシア何個ケータイ持ってるの
って突っ込みたくなるシーンでもあります(笑)


チャウチラ誘拐事件

スクールバスをまるごとハイジャックするなんて、つくり話でしょ
なんて思いますが、実際に起きてるんですね、アメリカで!

エピソードの中でスペンサーが
「チャウチラのケースでは…」って
今回の事件と比較する場面がありますが

それが1976年7月に、カリフォルニア州チャウチラで起きた
スクールバスハイジャック事件なんです。

犯人は
Frederick Newhall Woods IV
(フレデリック・ニューホール・ウッズ)
Richard Schoenfeld
(リチャード・スコンフィールド)
James Schoenfeld
(ジェームス・スコンフィールド)
の3人で、リチャードとジェームスは兄弟。

3人は映画の「ダーティーハリー」や「フレンチ・コネクション」に影響され
“パーフェクトクライム”を計画。

1976年7月6日
白いバンを故障したと見せかけ路上に停め

通りがかったスクールバスをハイジャック
バス運転手と乘っていた26人の生徒を誘拐します。

ここまでは、計画通りだったと思われます。

ですが
採石場に掘った穴に閉じ込められた人質は自力で脱出するわ
身代金を要求するために警察に電話をかけるにも
誘拐事件について全国規模で電話がチャウチラに集中したため
電話回線がパンクしてつながらなかったわで失敗に終わります。

運転手が1台のバンのナンバーを覚えていたこと
人質を閉じ込めた採掘現場の持ち主が
フレデリックの父だったため、そこから身元が判明し
3人は逮捕、それぞれ仮釈放なしの終身刑を言い渡され、現在も服役中です。


パーフェクトクライムが失敗に終わって
本当に良かったという事件ですよね。

人質も皆無事に救出されて
本当に良かったです。

事件の被害者の生徒たちの多くは
事件のショックからトラウマを引き起こし
事件後25年たっても症状に苦しめられてるという報告もあるように

死亡者がでなかったにしても
事件の大きさから考えたら妥当な刑だと思います。



ゲームはほどほどに、といいたくなるエピソードでした。



Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第9話「悪を聞き、悪を見る」のあらすじと感想

0
0

シアトルで発生した、謎の連続殺人事件!

現場に残されたメッセージで
ますます深まる謎!!


ホッチたちのプロファイリングが探し当てた犯人とは?!


クリミナル・マインドシーズン8 第9話
「悪を聞き、悪を見る(Magnificent Light)」のあらすじと感想です。





「悪を聞き、悪を見る」のあらすじ

シアトル。
2日間で2件の連続殺人事件が発生する。

どちらの被害者も自宅のアパートで刺殺され

壁に
「Here your evil
 See your evil(悪を聞き、悪を見る)」
というメッセージが残されていた。


2人の被害者の検死結果から
凶器に使われたのは
通常のストレートな刃物ではなく

メッザルーナのような
半円の形をした刃物が使われたことがわかる。


2番めの被害者のCynthia Strable(シンシア・ストラブル)が殺害された
アパートの現場検証に参加したホッチナーとアレックス。

壁に書かれた文字は
被害者の血ではなく
どこにでも手に入る赤いペンキだった。

シンシアが最後に聞いていたCDと
本のしおり代わりに挟んであったチケットから

シンシアは
殺害された日Barry Flynn(バリー・フリン)という
モチベーショナルスピーカーのショーに出かけていたことがわかった。


バリーのマネージャーによると
ショーの当日、シンシアはバリーとマンツーマンで話をしたこと
バリーはショーが終わった後
いつもより早めに引き上げたという。

バリーが今どこにいるかわからず
ホッチナーたちはバリーを容疑者として
身辺調査を始める。


アルキにあるバーの外で
バリーの車が発見される。

車の近くには
バリーのものとみられる血痕が残されていた。

今回の殺人事件の犯人は、バリーではなく
バリーの熱狂的なファンの可能性が高まった。

しかも犯人はエロトマニアかかっている。
「自分はバリーに愛されている」と思い込んでいる。

犯人のエロトマニアはセックスがらみではなく
どちらかというと精神的に、ロマンティックにつながっている
という意味合いが強い。

恐らくバリーと犯人の面識はないだろう。

犯人は30代後半から40代、独身で社交性に乏しい。

仕事を続ける能力はあるが
職務よりも自分の強迫観念の方を優先する。

ほとんどの時間を妄想に費やし
何度もバリーの追っかけをしているだろう。

欲しい物を手に入れるため暴力という手段を使うため
被害者を殺害したのは、激しい嫉妬のためと考えられる。

もしくは
自分のバリーへの深い愛情を示す可能性も考えられる。

凶器に使われた刃物は何か儀式的のものであり
これはバリーにとって何か意味があるという
犯人のメッセージであり、犯人にとって被害者は
その儀式のための犠牲者という見方をしている。

バリーが犯人のコントロールの下というのは
かなり危険な状況と言っていい。

もし犯人が妄想に支配されていて
バリーがそれを支持し、何か誤りがあったとしたら
犯人がバリーに対する信仰心に矛盾が起き

バリーが被害者になる可能性が高くなるか
揺るぎないパートナーシップを試すため
バリーが殺人をするかのどちからになるだろう。


Janet Dodd(ジャネット・ドッド)という女性が
刺殺体となって発見された。

メッタ刺しの上、壁には
「Here your red
 See you red(赤を聞き、赤を見る)」
というメッセージが残されていた。

“悪”という文字が”赤”という字に変わったことに注目するアレックス。

さらに
ジャネットは多額の負債を抱えており
通話記録を調べた所
ある特定のクレジット会社に電話をかけていたことがわかった…



「悪を聞き、悪を見る」のあらすじ

犯人は早い段階で誰だかわかるのですが
犯人と被害者の接点や
犯人がなぜ犯罪を犯すのか
その原因を推理していくストーリー展開とか

クリマイらしいエピソードだな、と思いました。


犯人はバリーの熱狂的なファンというのは
大体わかりましたが

その他にももう一つ
特殊な”感覚”を持っているんですね~。

それに意外性があったので
なかなかおもしろかったです。


モーガン、ステキ~

モーガンのお父さんは警察官でしたが
当時お父さんとパートナーを組んでいた
Jason Ryder(ジェイソン・ライダー)の勲章授与式に招待されたモーガン。

ガルシアはすっかり乗り気なのに
モーガンは行かない、と言います。


モーガンはそういう公の場が嫌いなのかな
というわけではなくて

モーガンは人前で
自分の父について話す心の準備ができていなかったんですね。

ある日突然お父さんを亡くして
お父さんに対するいろんな思いが
モーガンの中にあったのかな。


でも
ガルシアのがんばりで
最後は授与式でスピーチするのですが
それに一役買ったのが
あのバリー・フリン。


ガルシアがバリーの自己啓発CDと
「24時間限定で」車の鍵かな?

それをモーガンに渡すのですが
それがモーガンを後押ししたんですね~。


スピーチしてるモーガン良かったです。
スピーチの内容も正装姿も


うわ~、やっぱりモーガンサイコー( ノ゚Д゚)ヨッ!

と、絶叫したくなりました(笑)


ところで
ガルシアがモーガンを授与式に参加させようと
張り切ってる時に

「授与式にマドンナやスティーヴン・ホーキング博士も出席するのよ」
と言いますが

マドンナはあの歌手のマドンナかな?

そしてホーキング博士は物理学者で
理論的宇宙論やブラックホールの特異点定理で知られていますが
ホーキング博士は一度こちらの比較サイトのCMにでたことがあるので
今回ももしかしたら…なんてちょっと期待してしまいました^^;

ちなみに
リードはホーキング博士の大ファンだそうですよ。


あと
モーガンがスピーチをしている時に
ウエイターの一人がモーガンのワイングラスを持ち帰ります。

え、モーガンのストーカー?!

いやいや違う^^;


時々エピソードの終わりに登場する
謎の人物でしょう。


でもなんでモーガンのワイングラスなんか…

不気味ですね~


ジェフリーマクドナルド ケース

今回のエピソードでは
壁に書かれた文字は赤ペンキでしたが

ホッチが例に出した
「ドクター ジェフリーマクドナルドのケース」は
1970年2月17日に起きた、殺人事件のこと。

妊娠中のジェフリーの妻と、2人の幼い子供が
アイスピックやナイフで惨殺され
壁には血で「PIG」と書かれていました。


ヒッピーが犯人という説と
唯一生き残ったジェフリー本人が犯人という説があり
ジェフリーは現在服役中で
無実を訴え続けています。


Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第13話「血の肖像」のあらすじと感想

0
0

あれ?なんかいつもと違うBAU…
あ、リードがいない!

そんな時に起こった
ほとんど血が残っていない遺体が発見!!


犯人は吸血鬼じゃないとすると一体…


クリミナル・マインドシーズン8 第13話
「血の肖像(Magnum Opus)」のあらすじと感想です。





「血の肖像」のあらすじ

サンフランシスコで連続殺人事件が発生する。

1番目の被害者はPamera Hurd(パメラ・ハード)
ミッションディストリクトのケーブルカー停留所で発見された。

2番めの被害者はGary Porter(ゲイリー・ポーター)
パメラの遺体が発見された2日後にナイトクラブの外で
遺体となって発見された。


どちらの遺体も透明なプラスティックで巻かれ
死後2~3時間しか経っていなかった。

そして
体内には血液がほとんど残されておらず
犯人によって抜かれたと推測された。


現地に移動中のホッチナーたちは
ガルシアから新しい遺体が発見されたと報告を受ける。


被害者の名前はLynn Stevens(リン・スティーブンス)
血液が抜かれ、ラップで巻かれた状態のうえ
今度はまぶたが取り除かれていた


検視官のところに向かうモーガンの携帯電話に
休職中のリードから連絡が入る。

被害者のまぶたは切り取られていたが
角膜や瞳孔に傷はついていない、とモーガンが説明すると

リードは
「犯人にとっておそらく視覚が重要だ」とアドバイスをする。


検死官によると
遺体からは抗血液凝固剤(EDTA)と
血圧を上昇させるケタミンが検出された。

さらに
遺体の所々に
ためらってつけられたとみられる痕が残っていたことから
犯人は専門家ではなく、アマチュアの可能性が高い


新たな遺体が発見される
被害者はAmee Fortner(エイミー・フォートナー)という
若いモデルだった。

リンと同じく両まぶたは切り取られており
リンの遺体が発見されてから1日しか経っておらず
犯行がエスカレートしていることが伺えた。


エイミーの遺体を見ていたアレックス
リードの言った「視覚が大事」という言葉を思い出し
あることに気がつく。


遺体が息されていた場所は
すべてアートに関連する場所だったのだ…



「血の肖像」の感想

シーズン8を見始めたのが
このエピソードだったんで

「え?なんでスペンサー落ち込んでるの?
何があったの??」

と、面白さが半減してしまいました。


クリマイはやっぱり初めから観るのが一番!

ということで
シーズン9はしっかり第1話から見ています♪


さて
このエピソードの感想ですが

「なんで血を使うのさ、キモ…」ってカンジでしたね(-_-;)


「本当の血を使って描いた」といったら
画商も気づいて警察に報告すればいいのに
なんて、ちょっとツッコミを入れてしまいましたが^^;


まあ
なぜ血を抜くのか
犯人のクリミナルマインドが予測不可能で
それは面白い面でもありました。

血とアートを結びつけるところも
アイデアがありますしね~。

想像力のたくましさが伺えました。


ガルシア(感涙)

メイヴのことでふさぎ込み
メンバーとの連絡を断って休職中のスペンサー。

ガルシアは
なんとかスペンサーに元気をだしてもらおうと
差し入れを何度も届けますが
マンションのドアの前に置かれたままになっていました。


スペンサーはどんな差し入れが気に入るだろう、と
ネットで調べて

マグネシウムを豊富に含むナッツを選ぶとか
スペンサーのこと、ほんとうに気にしていました。


モーガンに
「スペンサーの声が聞きたい」と
必死に訴えるシーンは、彼女の健気さが感じられて
ぐっときてしまいました。


BAUメンバーのこと
本当に家族の一員として考えてるんですよね。
この人本当に情が深いなあ、と。


そして
スペンサーがモーガンに電話をかけ
事件について助言している時
モーガンが気を利かせてガルシアも電話口に出るようにするのですが

その時ガルシアが差し入れたナッツを食べたスペンサーが
「ナッツはマグネシウムを沢山含んでいるから…」というところは

ガルシアの予想通りでクスッとなってしまいました。


ホッチ優しい(感動)

スペンサーがようやくこの事件で仕事復帰。

みんなスペンサーのことを気にかけていて
スペンサーに向けた、ホッとした顔は印象的でしたね。


ホッチがスペンサーに
「みんな君のそばにいるから」と声をかけた時は

じ~んと来てしまいました。


ホッチも最愛の人を失うという
つらい経験をしたから
スペンサーの気持ちが痛いほどわかるんでしょうね。


そう思うと
ますますじ~んと来てしまいました。


血友病

このエピソードは”血”がらみで
犯人が血友病も事件の要因になっています。

血友病は血液の凝固に問題が出る病気で
犯人の血友病は、その中の血友病Bに分類されます。

この血友病Bの別名はChristmas disease(クリスマス病)ですが
なんでこの名前がついたのかというと
血友病Bとして診断された最初の患者が
クリスマスという名前だったからなんですね~。

クリスマスと言ったらやっぱり
年末のクリスマスを連想しますが
なるほど、人の名前から来ていたのでした。

それから
AB型は”universal recipient”(万能レシピエント)と
言われることもありますが

これは
AB型は血漿中の抗体形成がなく
他の血液型の輸血は受けられますが
他の血液型に輸血はできないからなんだそうです。

これは知らなかったことなので
へえ~、となってしまいました。


アンダーソン捜査官やっぱり縁の下の力持ち♪

スペンサーがモーガンに
事件のことで再び電話をかけた時のこと。

なんでスペンサーが事件の詳細を知っているのか
不思議に思ったモーガンがスペンサーに聞くと

アンダーソン捜査官が
事件のファイルを届けてくれたと言いました。


久しぶりに聞くアンダーソン捜査官
でもやっぱりこの人は縁の下の力持ちだな~、と
つくづく思いました。

アンダーソン捜査官、なにげに好きです(*´ェ`*)


フリッツ・ハールマンについて

Fritz Haarmann(フリッツ・ハールマン)は
1897年生まれのドイツ、ハノーファーのシリアルキラー。

同性愛者で
1919年から1924年にかけ、少なくとも24人の
男性浮浪者や同性愛者を殺害しました。

喉を噛み切るなど
その殺害方法から”ハノーファーのヴァンパイア”という異名を持ちます。

また
殺害した被害者の肉を売りさばいていたとの噂もあります(恐)


ハールマンは1924年12月19日に死刑宣告を受け
同年4月15日にギロチンで処刑されました。

この処刑方法も時代を感じますが
残酷な方法ですよね…


とまあ
このエピソードの感想は以上ですが

あ、そういえば
犯人の絵を買い上げたという人物
シーズン5のダンテに似ていたなあ…




Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第14話「姉妹」のあらすじと感想

0
0

同じ一家のメンバーがまた失踪?

残された父親の不可解な行動は
犯人だというサイン?


謎が謎を呼ぶような事件の結末から目が離せない!


クリミナル・マインドシーズン8 第14話
「姉妹(All That Remains)」のあらすじと感想です。



「姉妹」のあらすじ

作家で大学教授のBruce Morrisons(ブルース・モリソン)から
「娘たちが消えた」という911コールが入る。

ブルースの娘
17歳のSera(セラ)と
13歳のKatie(ケイティ)は
月曜日の夜から行方不明になっているにもかかわらず

ブルースが電話をしたのは水曜日だった。

しかも
ちょうど1年前の同じ日
ブルースの妻、Judy(ジュディ)が失踪していたのだった。

その時の911コールも同じように
「妻が消えた」というものだった。


ジュディは会社の同僚
Jeff Godwin(ジェフ・ゴッドウィン)との不倫が疑われており
それが理由で失踪したと考えられていたが
決定的な要因とは言い切れない。


ブルースの家に到着したホッチナーたち。

ブルースは
娘たちが失踪して電話をかけるまでの空白の時間
自分が何をしていたかということを思い出すことができないと話す。

しかし
地元警察のFriedman(フリードマン)刑事は
ブルースがジュディと2人の娘の失踪の犯人と見ていた。


ブルースが所有している
12口径ショットガンと38口径が紛失していることがわかる。

家の外には
ウイスキーの空ボトル2本が見つかる。
ゴミの収集日から、ブルースは月曜日にこれらのボトルを空けたと推測された。


さらに
モリソン一家の隣人は
姉妹が失踪した月曜日の夜
呑んだくれた様子のブルースが
娘たちと喧嘩しているような声が聞こえてきた

そして
しばらくしてから、ブルースの車がなくなっていた
と話した。


ジュディが失踪した日も
ブルースとジュディは争っていたという。


川の付近でケイティの遺体が見つかった。
検死の結果ケイティの死因は
後頭部を銃の端などで強く殴られたことによるものということがわかる。

さらに
ケイティの爪に、うっすらと皮膚が付着していたことから
犯人には、ケイティが抵抗した時につけた傷が残されている
可能性が高くなった。


取り調べを受けているブルースが
着ているシャツをまくると
腕には傷がついていた。


セラとケイティの
テキストメッセージの履歴を調べていたガルシアは

セラとジェフが
頻繁にメッセージのやりとりをしていることを発見する。

ジェフはセラのサッカーチームのコーチを務めており
失踪した月曜日のテキストのやりとりを
セラが消去していたことがわかる。


ジェフによると
セラは父親の酒癖の悪さに悩んでおり
日増しにエスカレートしていく様子に
身の危険を感じていたという。


問題の月曜日
ケイティが自分の携帯電話から
地元のホットラインに電話をかけていたことがわかる。

その時のやりとりは録音されていて
それを聞いているうちに
ブルースが娘たちに
「ドアを開けろ!」という怒鳴り声が聞こえ始めた。


それを聞いたブルースは激しく取り乱す。

そして
ブルースは別人になったように態度を変え始めた…



「姉妹」の感想

ホッチこと
トーマス・ギブソンが初監督したエピソードということもあって
ちょっとワクワクしながら観ました。


期待裏切らなかったですね~。


娘たちが失踪して日にちをあけて911コール
その間の記憶が無い、とか
はじめから謎だらけで

そしてついにブルースの別人
“Johnny(ジョニー)”が登場!

なんて誰が想像したでしょうか?


こうしたストーリーの意外性がよかったですし
それを表現する役者さんや雰囲気が
やっぱりよかったですよね。

まあちょっとジョークに欠ける内容かな
なんて思ってしまいましたが

それはやっぱり”ホッチ”のキャラということで(笑)

とまあ、楽しませてもらいましたが
事件は無事に解決しましたが

ケイティの遺体が発見されてから終わりまで
悲しいな、という気持ちが残るエピソードでしたね。

冒頭で
楽しそうにしているブルース一家の様子が
出ているから尚更かもしれませんが。


それから
ジュディは本当にジェフと不倫していたの?
遺体はどこにあるの?

この2つが知りたかったなのにな~、と
思ったまま終わってしまったエピソードでもありました^^;


あ、そうそう
このエピソードでは事件解決にJJが大活躍します!

ここは見逃せません♪


スーザン・パウエルさん失踪事件

殺害された可能性が十分高いですが
ジュディは失踪したままその行方はわからず。

ここが「スーザン・パウエルさん失踪事件」に
リンクするところがあるのかな、なんて思いました。


この事件をあるケースファイル番組で観たのですが
あまりにも理不尽で、あまりにもおぞましくて
2度と忘れることができません。


2009年12月6日、ユタ州ウェストバレー。
隣人と話しているうちに具合が悪いと寝室に向かった
Susan Cox Powell(スーザン・コックス・パウエル)を
その後見かけた人はだれもいませんでした。

容疑がかけられたのは
夫のJosh Powell(ジョシュ・パウエル)。

夫婦仲はうまくいってなくて
2008年ころからスーザンは友達に
ジョシュに激しく怯えていることや
自分が死んだらそれは事故ではない
といった手記も残していました。


といってもスーザンの遺体は見つからないし
家の中にもスーザンのものとみられる血痕が見つかったものの
殺害されたような決定的な証拠は見つからず
ジョシュを犯人と確定するには至りませんでした。


その後
ジョシュはスーザンとの間に生まれた
2人の子供の親権を剥奪され
裁判で争っていましたが

ある日
ソーシャルワーカーが2人の子供とともに
ジョシュの家に訪れた時
ジョシュはすきを見てソーシャルワーカーだけを締め出し
家に鍵をかけてしまいます。

そして斧で子どもたちを殺害すると
ガスが充満している室内に火をつけて自殺します。


ジョシュの片棒と見られていた
ジョシュの弟のチャーリーもその後自殺し
スーザンの行方はますます闇に包まれ
2013年、スーザンの捜索は打ち切られました。


とまあ
「スーザンに何があったの?」という
疑問が残ったままの事件ですが
ジョシュ自身も、ジョシュの家族もなんか胡散臭いんですよね~。

犯人とされてるジョシュの父親は
かなり威圧的で性的嗜好が強く

ジョシュとスーザンが結婚して
一時父親の家に身を寄せていた時
着替えを覗いたり写真を撮ったりしていました。


ちなみに
この父親はスーザン失踪後に
シャワーの覗き見と児童ポルノ所有で逮捕されています。


確実なことはわかりませんが
おそらくスーザンの姿が最後に見られた日
ジョシュは珍しくスーザンとその友人に
パンケーキを焼きますが

スーザンのものには薬を入れ
気分が悪くなり寝ていたスーザンを殺害

弟のチャーリーの車に遺体を入れ
その車をそのままスクラップ工場に入れるなど処理をした

と、番組では推測していました。

にしても
本当に後味が悪い事件ですね。

被害者はどうなったのか真相がわからない
子供を巻き添えにするなんて。


どうしてここまでしたのか
ジョシュの心の闇も永遠にわかりません…


解離性同一性障害について

ブルースの中にいる、もう一人の人格”ジョニー”。
このことから、ブルースは解離性同一性障害であったといわれます。

解離性同一性障害は一種の人格障害。

ブルースのように
何らかの強いストレスが引き金となり
それを受け止める”誰か”を自分の中に作り出すことによって
心のダメージを軽減しようとします。


感情や性格が本人から切り離され
別格が出ている間は、本人には記憶がなくなるということです。


こんなことが本当にあるとは。
人間てすごい力を持ってるな、とびっくりするのですが
解離性同一性障害は、普段の日常生活に支障をきたすほど
深刻な人格障害なので、治療が必要です。


とまあ
ちょっと明るい話題に欠けたエピソードでしたが
次回のエピソードはちょっと明るい部分のあるのを期待しています^^;



Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第15話「622」のあらすじと感想

0
0

不可解な連続殺人事件が発生!

犯人は無差別に被害者を選んでる?

いや、これには何か共通点が!


え?!「622」が関係してるの?

もうなんのこっちゃよくわからん(汗)!!


クリミナル・マインドシーズン8 第15話「622」のあらすじと感想です。




「622」のあらすじ

テキサス州オースティン
1週間に3件の連続誘拐殺人事件が発生した。

1番目の被害者は男性
2番目と3番目の被害者はどちらも女性だった。

3人共夜出かけた先で誘拐され
12時間以内に殺害されていたが
男性の被害者以外は裸で遺棄されていた。

さらに
男性に使われた凶器は鈍器だったが
女性には刃物が使われており

男性と犯人は顔見知りでは、と
ホッチナーたちは推測する。


女性の被害者が唯一身につけていたのが
腕時計だった。

しかし3番目の被害者
Michelle Bradley(ミシェル・ブラッドレー)が失踪した日の夜
一緒に外出していた友人は
その腕時計は彼女のものではないと否定する。

事実、その日
ミシェルは腕時計を身につけていなかった。


ミシェルの遺体の損傷から
JJリード
女性を憎んでいる犯人像を描く。

さらに
1番目の被害者Craig Pickett(クレイグ・ピケット)の
遺体写真を見ていたJJは

胸と背中に大きなアザがあることに注目
服を着たままなのにどうやってつけたのか疑問を持った。


クレイグは
殺害された後服を着せられた可能性があり
犯人はゲイという見方を強める。


クレイグのルームメイトから話を聞いていたアレックス
クレイグはゲイで
失踪した当日ゲイバーに出かけていたことを知る。


被害者はみな腕時計をつけている
さらにミシェルの腕時計は6時22分を指していた。

この「6時22分」に犯人はこだわっているのではないか。


リードは
なぜ犯人がそうするかは分からないが
犯人はいつも被害者を殺害してから
時計を6時22分にセットしていることを突き止める。


ホッチナーたちは犯人のプロファイリングを発表する。

犯人は白人のホモセクシャルで、年齢は20代半ばから後半。

identity crisis(自己喪失)に苦しんでおり
自分のホモセクシャリティを受け入れることができない。

犯人は、そうした性欲を抑えこんでいるが
抑えることができず、行為に及んでしまう。
1番目の被害者、クレイグがその例だ。

男性との肉体関係を結んだあと
はげしく意気消沈し、自己嫌悪に陥る。
それが犯行の引き金となっている。

犯人は、女性との関係をもつことが正常である
と信じているため、男性と関係をもつことを後悔し
女性と関係を持とうとする。
女性の被害者はそれを示唆している。

しかし女性に興味を抱かない自分自身に気がついた途端
再び深く意気消沈し
自分のインポテツを非難した相手に対して
激しい怒りを向けるのである。


犯人のこうした性格は
継続的な精神的・身体的な虐待を経て形成されたものと考えられる。

ホモセクシャリティは
家族や犯人に近い人間が受け止めることで乗り越えられる問題だが
犯人の場合はそうした人間が周りにいない崩壊した家庭で
苦痛を受けながら育ったと考えられる。

犯人が殺人をやめる可能性は低く
男性との性交をやめ
女性との行為に失敗し続けると
さらに絶望的になり、凶暴になるだろう。


引き続き「622」の意味について
議論を交わすホッチナーたち。

そして
「622」の意味は聖書から来ているのではないか
ということに気がつく。


さらに
その聖書の意味から
ある矯正施設の存在が浮かび上がった…



「622」の感想

同じ時期にシーズン9のエピソードも観たので
どっちがどっちだったか
頭のなかがやや混乱気味です^^;


エピソードを取り違えないように
注意しながら感想書きますね~。


犯人がゲイとか
女性を憎んでいるとか
ありきたりな設定ではありますが

なんで「622」という数字にこだわっているのか
それが結構謎だったので
話の展開としては面白かったです。


でも
これは犯人に思わず同情してしまった
エピソードでした。

もちろん
罪のない人たちを殺害した
鬼畜には変わりありませんが

ゲイというだけで受け入れてもらえず
殺人に走るほど
精神的・身体的に追い詰められていたんだ
と思ったら、最後のシーンは涙が出てきました。

この犯人は
灼熱の街」の犯人とかぶりますね。

周りの人が
ゲイという性質を
その人の個性として認めてあげていたら
事件は起きなかったんじゃないか、と
残念な気持ちになるエピソードでした。


紐ビキニ禁止令は本当だった!

622はもしかしたら6月22日に関連しているのでは、ということで
出来事を調べていたガルシア。

その中でも白かったのが
「1990年6月22日に
フロリダ州が紐ビキニの禁止令を出した日」でした。


本当にあったのかな?と
調べたら、どうやら本当のようです!

ソースは⇒こちら

こういう細かいところも手を抜かないのが
クリマイですよね~(笑)


アイデンティティ・クライシスについて

アイデンティティ・クライシスは
「自己喪失」「自己同一性の喪失」といった意味があります。

自分に対して自身が無くなったり
自分自身の存在価値がわからなくなったりと
思春期に多く見られる、精神的な危機状況のことです。

言われてみれば私も
そんなことを真剣に考えて悩んだ時期があったので
誰でも「自分とはなにか」といった悩みにぶつかりますが

健全な場合
やがて自分が存在する意義を自覚することによって
悩みから開放されるので
「誰もが通る」成長する過程と考えられます。



ですが
今回の犯人の場合は
自分がゲイということに対して激しい憎悪を抱き

乗り越えられないほど
深いアイデンティティ・クライシスを抱えていました。


アメリカでは実際に同性愛を矯正する施設や療法があるようですね。
それについては賛否両論がありますし
ケースバイケースだと思いますが

アイデンティティ・クライシスの問題を解決するには
何か違和感を感じました。




クリマイですから
ハッピーエンドは毎回あるわけじゃないのはわかってますが
なんか今回は特別見終わった後心がズシッと重くなりました。


あ、そうそう
そういえばラストに例の”BAUストーカー”が。

今度はアレックスの講義を聴いていたみたいで
そのとき録画した動画を再生していましたね(汗)

講義のシーンは冒頭にあったので
「もしかしたら犯人映ってるかも?!」と
戻って確認してみましたが

どうやら映っていなかったようです^^;

BAUストーカーが録画していた位置からすると
映っていないだろうな、と思っていましたが
やっぱりそうでしたね~。

そう簡単にレプリケーターの正体は明かさないようですね。

答えは最後の最後まで、ということかな。


ジリジリとホッチたちを追い詰めている様子が伝わってきて
こっちも気になります!


さて来週はどんなエピソードでしょうか。
話の展開に期待したいですね。



Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第9話「悪を聞き、悪を見る」のあらすじと感想

0
0

シアトルで発生した、謎の連続殺人事件!

現場に残されたメッセージで
ますます深まる謎!!


ホッチたちのプロファイリングが探し当てた犯人とは?!


クリミナル・マインドシーズン8 第9話
「悪を聞き、悪を見る(Magnificent Light)」のあらすじと感想です。





「悪を聞き、悪を見る」のあらすじ

シアトル。
2日間で2件の連続殺人事件が発生する。

どちらの被害者も自宅のアパートで刺殺され

壁に
「Here your evil
 See your evil(悪を聞き、悪を見る)」
というメッセージが残されていた。


2人の被害者の検死結果から
凶器に使われたのは
通常のストレートな刃物ではなく

メッザルーナのような
半円の形をした刃物が使われたことがわかる。


2番めの被害者のCynthia Strable(シンシア・ストラブル)が殺害された
アパートの現場検証に参加したホッチナーとアレックス。

壁に書かれた文字は
被害者の血ではなく
どこにでも手に入る赤いペンキだった。

シンシアが最後に聞いていたCDと
本のしおり代わりに挟んであったチケットから

シンシアは
殺害された日Barry Flynn(バリー・フリン)という
モチベーショナルスピーカーのショーに出かけていたことがわかった。


バリーのマネージャーによると
ショーの当日、シンシアはバリーとマンツーマンで話をしたこと
バリーはショーが終わった後
いつもより早めに引き上げたという。

バリーが今どこにいるかわからず
ホッチナーたちはバリーを容疑者として
身辺調査を始める。


アルキにあるバーの外で
バリーの車が発見される。

車の近くには
バリーのものとみられる血痕が残されていた。

今回の殺人事件の犯人は、バリーではなく
バリーの熱狂的なファンの可能性が高まった。

しかも犯人はエロトマニアかかっている。
「自分はバリーに愛されている」と思い込んでいる。

犯人のエロトマニアはセックスがらみではなく
どちらかというと精神的に、ロマンティックにつながっている
という意味合いが強い。

恐らくバリーと犯人の面識はないだろう。

犯人は30代後半から40代、独身で社交性に乏しい。

仕事を続ける能力はあるが
職務よりも自分の強迫観念の方を優先する。

ほとんどの時間を妄想に費やし
何度もバリーの追っかけをしているだろう。

欲しい物を手に入れるため暴力という手段を使うため
被害者を殺害したのは、激しい嫉妬のためと考えられる。

もしくは
自分のバリーへの深い愛情を示す可能性も考えられる。

凶器に使われた刃物は何か儀式的のものであり
これはバリーにとって何か意味があるという
犯人のメッセージであり、犯人にとって被害者は
その儀式のための犠牲者という見方をしている。

バリーが犯人のコントロールの下というのは
かなり危険な状況と言っていい。

もし犯人が妄想に支配されていて
バリーがそれを支持し、何か誤りがあったとしたら
犯人がバリーに対する信仰心に矛盾が起き

バリーが被害者になる可能性が高くなるか
揺るぎないパートナーシップを試すため
バリーが殺人をするかのどちからになるだろう。


Janet Dodd(ジャネット・ドッド)という女性が
刺殺体となって発見された。

メッタ刺しの上、壁には
「Here your red
 See you red(赤を聞き、赤を見る)」
というメッセージが残されていた。

“悪”という文字が”赤”という字に変わったことに注目するアレックス。

さらに
ジャネットは多額の負債を抱えており
通話記録を調べた所
ある特定のクレジット会社に電話をかけていたことがわかった…



「悪を聞き、悪を見る」のあらすじ

犯人は早い段階で誰だかわかるのですが
犯人と被害者の接点や
犯人がなぜ犯罪を犯すのか
その原因を推理していくストーリー展開とか

クリマイらしいエピソードだな、と思いました。


犯人はバリーの熱狂的なファンというのは
大体わかりましたが

その他にももう一つ
特殊な”感覚”を持っているんですね~。

それに意外性があったので
なかなかおもしろかったです。


モーガン、ステキ~

モーガンのお父さんは警察官でしたが
当時お父さんとパートナーを組んでいた
Jason Ryder(ジェイソン・ライダー)の勲章授与式に招待されたモーガン。

ガルシアはすっかり乗り気なのに
モーガンは行かない、と言います。


モーガンはそういう公の場が嫌いなのかな
というわけではなくて

モーガンは人前で
自分の父について話す心の準備ができていなかったんですね。

ある日突然お父さんを亡くして
お父さんに対するいろんな思いが
モーガンの中にあったのかな。


でも
ガルシアのがんばりで
最後は授与式でスピーチするのですが
それに一役買ったのが
あのバリー・フリン。


ガルシアがバリーの自己啓発CDと
「24時間限定で」車の鍵かな?

それをモーガンに渡すのですが
それがモーガンを後押ししたんですね~。


スピーチしてるモーガン良かったです。
スピーチの内容も正装姿も


うわ~、やっぱりモーガンサイコー( ノ゚Д゚)ヨッ!

と、絶叫したくなりました(笑)


ところで
ガルシアがモーガンを授与式に参加させようと
張り切ってる時に

「授与式にマドンナやスティーヴン・ホーキング博士も出席するのよ」
と言いますが

マドンナはあの歌手のマドンナかな?

そしてホーキング博士は物理学者で
理論的宇宙論やブラックホールの特異点定理で知られていますが
ホーキング博士は一度こちらの比較サイトのCMにでたことがあるので
今回ももしかしたら…なんてちょっと期待してしまいました^^;

ちなみに
リードはホーキング博士の大ファンだそうですよ。


あと
モーガンがスピーチをしている時に
ウエイターの一人がモーガンのワイングラスを持ち帰ります。

え、モーガンのストーカー?!

いやいや違う^^;


時々エピソードの終わりに登場する
謎の人物でしょう。


でもなんでモーガンのワイングラスなんか…

不気味ですね~


ジェフリーマクドナルド ケース

今回のエピソードでは
壁に書かれた文字は赤ペンキでしたが

ホッチが例に出した
「ドクター ジェフリーマクドナルドのケース」は
1970年2月17日に起きた、殺人事件のこと。

妊娠中のジェフリーの妻と、2人の幼い子供が
アイスピックやナイフで惨殺され
壁には血で「PIG」と書かれていました。


ヒッピーが犯人という説と
唯一生き残ったジェフリー本人が犯人という説があり
ジェフリーは現在服役中で
無実を訴え続けています。


Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第6話「殺しの教室」のあらすじと感想

0
0

マイアミで発生した、連続殺人事件!

犯行の手口がエスカレートするに連れて
驚きの事実が明らかに!

BAUの正確なプロファイリングが
事件解決に大貢献!!

クリミナル・マインドシーズン8 第6話「殺しの教室(The Apprenticeship)」のあらすじと感想です。




「殺しの教室」あらすじ

マイアミ州フロリダで23歳の娼婦
Amanda Lopez(アマンダ・ロペス)の他殺体が路地で発見された。

ロペスは激しく殴られたあとがあり
頭にビニール袋をかぶされ、窒息死させられていた。

性的暴行の跡もあり
DNAが検出されたが、CODISデータベースにはないものだった。

1ヶ月前に同じくフロリダで
子犬の連続殺人事件が発生したが
DNAが一致したため、同一犯人の犯行と断定される。


地元の警察本部に到着したホッチナーとJJ。

ロペスの殺害現場と子犬の殺害現場を地図で確認していたホッチナーは
殺害現場近くに1本のバスルートが通っていることに気がつく。

自分の自宅から歩いていける距離でまず子犬たちを殺害し
その後バスを使ってロペスを襲った可能性が高くなった。


ロペスの検死の結果
犯人は小柄な人物であることがわかる。

さらに
子犬の殺害現場を訪れたモーガンとスペンサーは
そのロケーションから
犯人は思春期を迎えた少年であると推測する。


新たな娼婦の他殺体が発見される。
今回は殺害現場と死体遺棄現場が違っている上
遺体には噛み跡が残されていて
追跡されないように注意を払っている点が
前回の犯行と異なっていた。


短い期間にここまで犯行の手口が進歩するとはとても考えられず
犯人は熟練の犯罪者と、若者のチームではないかと推測されたが

それが確信に変わったのは
3番目の被害者の遺体が発見された時だった。


ホッチナーたちは犯人のプロファイルを発表する。

犯人は2人組の白人で
一人はもう一人より年上。

年上の方は30代後半から40代前半で
犯行に熟練さが見えることから、犯罪履歴があると考えられる。
他の前科者と同じように、アウトサイダー的存在。  

年上の犯人は、学校や教会、コミュニティセンターといった
若者たちがうろつく場所で、若者たちと接する可能性がある。

犯人たちの関係は師弟関係タイプで
年上は年下が一人前の殺人犯になるように犯行の手ほどきをしている。

こうした関係はまれだが、犯罪にスリルを味わいたいという欲望が
2人の共通点であり、関係を強化している。

もしかしたら親戚同士かもしれないし
血の繋がった父親と息子、兄弟、叔父と甥という可能性もある。

例え地が繋がっていなかったとしても
2人の関係は、同じくらいの結びつきを持っている。

若い方の犯人は、虚しさを埋めてくれるような
父親のような存在が現れるのを期待している麺があるだろう。

2人の犯行ペースは途切れることがなく
犯行への欲求、プレーヤーとコーチとしての行動から
この2人はかなり危険であると言えるだろう。


事件が起きた周辺で
犯罪履歴のある少年を調べていたモーガンは
ある少年に目を留める。

その少年の子犬事件当時の記憶から
事件は一気に急展開を見せる…



「殺しの教室」感想

これもあんまり見たくないエピソードですね~

女性を狙う快楽犯人
という設定に嫌悪感がでてるのと

犯人役の2人が
快楽犯を好演していたからかな、と思います。


事件の結末は意外でしたが
これで良かったかな、という思いで終わりました。


犯人ははじめから分かってしまうのですが
まさか2人組とは、というびっくりはありました。

犯行の描写も出てきますし
2人が師弟関係で結ばれているというのも見ていればわかるのですが

それと平行して
ホッチたちが的を得たプロファイリングをしていくので
それはスカッとしましたね~。


まあ、ドラマですから
こういう流れはあたりまえだと思うけど
やっぱりこのプロファイリングの過程って
このドラマの見どころですね^^


スペンサーが「思考」を捨てて「五感」で勝負!

FBIのソフトボールチームに所属しているモーガン。

エピソードの冒頭で
スペンサーにバッティングを教えているのですが
スペンサーは相変わらず理屈ばっかりこねて空振りばっかり。

見兼ねたモーガンが
「考えるな、感じるんだ!」と言うんですが
いつも考えているスペンサーには苦手だったみたいですね^^;

頭脳明晰だけどスポーツは…
という、スペンサーのダメっぷりがチャーミングでした。


そして
事件が解決したあと
ソフトボールの試合があるのですが
スペンサーは急遽ピンチヒッターに!

空振りを連発しているスペンサーに
モーガンが
「考えるな、感じるんだ!」と再びアドバイス。

そのアドバイスでスペンサーは
再びヒットを狙いますが…

まあ、予想通りの結果でしたが
すごい嬉しかったですね~☆(人´Д`)

それから、ヒットをバンバン決めるモーガンがとってもかっこよかった!
これ見れただけでも幸せです、ってくらい(笑)

モーガンファンは必見の場面ですよ~♪


今回の犯人が師弟関係だったので
モーガンとスペンサーの間にも
何か師弟関係を感じてしまったエピソードでしたが

こちらはめでたしめでたしでよかったです♪

でも
お祝いムードのスペンサーたちを
盗み撮りしているシーンが最後の最後に登場して
テンションが一気に下がりましたね~_| ̄|○


サイレンサーのコピーキャット?

事件が解決して
クウォンティコに戻る機内で
ホッチナーはある事件発生の報告を受けますが

被害者は殺害されて口を縫われていました。

まるで「サイレンサー」が再来したような手口。
でもサイレンサーはすでに死亡しています。

コピーキャットが?

何かある余韻が残って
ちょっと不気味さが漂いました。


ジョン・アレン・モハメドとリー・ボイド・マルボ

犯人のプロファイルを発表している時に
師弟関係で結束した犯人たちの例として上げられたのが
ジョン・アレン・モハメド
リー・ボイド・マルボ(ジョン・リー・マルボ)

この2人は
2002年にメリーランド、ヴァージニア、ワシントンD.C.で起こった
連続狙撃事件の犯人です。

射撃が得意だったモハメドは
友人の息子で生活を共にしていたマルボに射撃を教えて
「アメリカを恐怖に陥れる」目的で無差別殺人を計画。

車のトランクに穴を開けて
そこからライフルで被害者を狙撃
2月から10月にかけてわかっているだけでも25人を襲撃
16人が死亡、9人が負傷しました。

逮捕されたモハメドは死刑(2009年に死刑執行)
マルボは終身刑で現在も服役中です。

被害者は、スーパーの買い物客や
自宅で芝刈りをしているなど
ありふれた日常で起こりました。

事件当時モハメドは41歳で、マルボは17歳。
車を改造してトランクに穴を開けて
小柄なマルボがトランクから被害者を狙撃していた
と聞いた時は、本当にぞっとしました。

誰もがターゲットになっていたし
まさかトランクの小さな穴から狙われてるなんて
誰も想像しないですよね…

この2人の逮捕もちょっとした偶然からようやく、だったので
本当に捕まった時はほっとしました。

2度と起きてほしくないような事件です。




そういえば、犯人の一人
マシュー・リラードが演じていますが
この俳優さん、スクービー・ドゥーの
シャギーの声を担当していたんですね!

それから実写版のシャギーも!

声がぜんぜん違うので
全く気が付きませんでした^^;

さすが役者ですよね~。

まあでも
ドラマ観てる時にシャギーって気が付かなくてよかったかも(笑)


リラードの演技、これはちょっと見ものかもしれません~。


事件は解決しましたが
ホッチたちにつきまとう謎の影の存在があり
それが登場するこのエピソードは見逃せないですね~。

シーズン8はエピソード1から順に観ないとこんがらがりそうですね…


Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第7話「英雄との再会」のあらすじと感想

0
0

サンタモニカで次々と発見された焼死体!


被害者を選ぶ理由は?
殺害方法が意味することは?


謎が深まる犯人像
でも、今回もチームワークで難題を解決!!

それから
ロッシと”ある人”の再会も絶対見逃せない!


クリミナル・マインドシーズン8 第7話「英雄との再会(The Fallen)」のあらすじと感想です。



「英雄との再会」のあらすじ

サンタモニカ。
1周間のうちに橋脚で黒焦げの死体が3体発見された。

そのうち2体は男性、3番目の被害者は女性というだけで
行方不明者の届け出もなく、その他のことはわかっていなかった。


サンタモニカに向かう途中
ホッチナーはガルシアから3番目の被害者の身元がわかったと報告を受ける。

被害者はミネソタ州エディナ出身で19歳の
Lindsay Leeman(リンゼイ・リーマン)だった。


その後の調べで
リーマンが母親に告げていた住所には
実際に居住していないことがわかる。

そして、ロッシとホッチナーは
リーマンの母親が最後に送金した先の
ホームレスシェルターを訪れた。

そこでロッシは海兵隊時代の上官
スコット軍曹と再会する。


新たな死体が発見される。
被害者は頭を剃られ、ところどころに薬品による火傷の痕が見られた。
犯人は被害者をブリーチで”洗った”ようだった。

現場検証をしているロッシたちのところに
スコットが現れて
「(被害者は)Jeremy(ジェレミー)だ」と答えた。


犯人は明らかにホームレスをターゲットとしている。
地元のホームレスたちから信頼の厚いスコットとともに
ホームレスたちに犯人の特徴を伝え

同時に犯人のプロファイルを発表した。

犯人はホームレス狩りをし、夜に襲撃する。
ホームレスコミュニティをターゲットにすることによって
社会的または政治的な声明を出そうとしているようだ。

犯人の犯行の手口は進化し、一番最近の被害者は
ブリーチで溺死させるており、これは他のホームレスたちを恐怖に陥れるためだろう。
髪の毛を剃ったのは、被害者に屈辱を与えるためだろう。

犯人は被害者にブリーチをかけたり焼いたりするだけの設備を持っている。

死体を朝の通勤時間前に遺棄していることから
昼間の仕事をしている人物の可能性がある。

地域に溶け込んでいるため、犯人を探すのは容易ではない。
恐らく犯人はホームレスコミュニティを快く思ってない地元の人間だろう。

犯人は犯行計画に細心の注意を払っている。
遺体を橋脚から離れた場所に遺棄しているということは

警察による捜査が行われている事に気がついている証拠で
殺人がまだ終わらないことを意味する。


ホームレスのShara(サラ)に
ある男が近づく。

男はサラを誘拐しようとし
ちょうど近くにいたスコットはそれを阻止しようと
犯人とも見合いになる。

サラを無理やり車に押し込んだ男は
猛スピードでその場を走り去った。


後日スコットは地元警察に出向き
ロッシのインタビューを受ける。


初めは何も思い出せない
と、困惑するスコットだが
ロッシの認識インタビューで、犯人につながる記憶をいくつか思い出していく…



「英雄との再会」の感想

ロッシとスコット軍曹の偶然の出会いが盛り込まれていて
意外だったんですが、いや~、私これ好きです♪

しかも犯人の動機や
誰なのか、なかなか出てこなかったですしね。

こういう展開いいなあ~。

犯人はキモくてもちろん好きにはなれませんが
なぜホームレスを憎んだのか、その理由も
へえ~、なるほど、と思うようなことだったので
おもしろかったです♪


このエピソードの見どころというと
やっぱりロッシとスコット軍曹かな。
もう絶対見逃してほしくないですね~。


ロッシとスコット軍曹

ロッシとスコット軍曹の関係がどうで
なぜスコット軍曹が今はホームレスになっているのか
それを明らかにするために

ロッシとスコット軍曹が、海兵隊としてベトナム戦争の戦地で
活動しているシーンが、エピソードの中に何度か登場します。


この2人の他にもう一人忘れられないのが
ヘルナンデス上等兵

ロッシが地雷を踏んでしまった時
スコット軍曹がそばにいて
ロッシを窮地から救い、その行動が賞賛の対象になりました。

しかしこれには裏があって
本当に2人を助けたのは
ヘルナンデス上等兵
だったんですね。

ヘルナンデス上等兵は
2人の命を救うために自分の命を犠牲にしたんです。


ロッシはずっとスコット軍曹が自分の命を助けてくれたんだ
とばかり思っていて、この告白にちょっとびっくりしました。

そして、そのことがずっと気がかりだったスコット軍曹
こうしてホームレスとして逃げ続けていたんですね…


後日
ロッシとスコットは
ヘルナンデス上等兵のメダル授与式に出席。
ヘルナンデス上等兵の孫がメダルを受け取り
晴れてヘルナンデス上等兵の功績が公に讃えられました。

授与式はNew Direction(ニューダイレクション)という
帰還兵をサポートするチャリティ組織で行われたのですが
ロッシはスコット軍曹に、ここで復帰の足がかりをつけるよう
手配したんですね。

それを知った スコット軍曹が思わず涙ぐむのですが
ここはとてもジーンとくるシーンでした(TдT)。


スコット軍曹はシーズン9にも登場するようで
嬉しいですね~。

時々セリフが聞き取りにくいな、と思うんですが
良いキャラなので許します~(笑)


そして
一番最後の場面で
ロッシが自分の書いた犯罪小説の献辞に
スコット軍曹とヘルナンデス上等兵の二人の名前を入れますが
義理人情に厚いロッシの人柄が出て、思わず
「ロッシ~!」と、その胸に飛び込んでみたくなりました(笑)


犯人はものすごい潔癖症

今回登場する犯人はものすごい潔癖症

きれい好きはいいことですが
度を越すと、潔癖症になってしまうんですね。

知らなかったんですが
潔癖症は強迫性障害の一種

汚れることを過度に嫌うので
外出ができなくなったり
人と共同生活ができなくなったり
何度も何度も血がにじむほど手を洗ったり
異常に清潔にこだわるようになります。

もし
子どもや相手と暮らしてる場合は
清潔に保つことを強制するんだそうですよ。


犯人はホームレスを不潔扱いして
”掃除”するためにホームレスを殺害していきますが
ホームレスがターゲットとなったエピソード
出口のない迷路」もありましたね。

この犯人のほうが
殺害した人数も多いし
殺害方法も残酷でしたが
2人とも自分のことを”ハウスクリーナー”として殺人を正当化しています。


このエピソードでは
犯人の潔癖症っぷりがエピソードに登場して
完璧なまでの衣類の収納の仕方とか
犯人の異常さをアピールしてて
なかなかぞっとしましたよ^^;

潔癖症の犯人と言ったら
>闇夜に浮かぶ観覧車」の犯人を連想させますね。
あの犯人も、異様なまでにきっちりしてました~。

顔は似てないけど
行動は似てますね…

ただ、観覧車の犯人には
ちょっと感情移入するところがありましたが
こっちの犯人にはありませんでした^^;



今回のエピソードは
ホッチたちのプロファイリング、というよりも
ロッシとスコット軍曹との関係が印象に残ってしまいましたね。

でも、こういう心温まるエピソード
私は好きです♪





Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第8話「スクールバス・ジャック」のあらすじと感想

0
0

スクールバスが突然ハイジャック!

消えた学生たちはどこに?

ケビンを加えて必死の捜査開始!

事件の突破口を開いたのは
ロッシの”意外な趣味”のおかげ!!

ロッシGJ(笑)

クリミナル・マインドシーズン8 第8話
「スクールバス・ジャック(The Wheels on the Bus)」のあらすじと感想です。





「スクールバス・ジャック」あらすじ

ワシントンD.C.で、セントラルハイスクールの生徒24人
運転手のRoy Webster(ロイ・ウェブスター)
バスモニターのCarol Roberts(キャロル・ロバーツ)
を乗せたスクールバスが何者かにハイジャックされた。


犯人は2人以上とみられ
捜査支援に駆けつけるホッチナーたち。
今回はケビンも一緒だった。


拉致された26人全員のバックグランドを調べているうちに
運転手のウェブスターが、過去に生徒とトラブルを起こしているのにもかかわらず
表立った懲戒を受けていないことに疑問を持つホッチナー。

しかしそのウェブスターは
足と胸に銃弾を受けた遺体となって発見される。


プロキシサーバーをたどってバスのGPSの追跡に成功したガルシア
ホッチナーにバスルートを報告する。

GPSのシグナルが途絶えた場所には
放置状態の古い小屋が建っており
ハイジャックされたバスはその中に停められていた。


さらに周辺を捜索していると
拉致された24人の生徒のうち、14人の生徒を発見する。

ロバーツと残り10人の生徒の行方はわかっていない。


発見された生徒のひとりに
事件当時の事情を聞くアレックス。

犯人はガスマスクをかぶり
10人の生徒を選んでから
その生徒たちに電気ショックカラーを首につけたということがわかった。

なぜ犯人は10名の生徒を選んだのか。

これが最大の疑問だったが
ロッシはこの事件の流れは
Gods of Combat(ゴッドオブコンバット)」というビデオゲームに似ていることに気がつく。


ロッシによると
ゴッドオブコンバットは
公共交通機関を襲い、プレーヤー5人を確保し
できるだけ相手を殲滅させたほうが勝つというゲーム。

犯人がつけていたというガスマスクも
ゲーム上に出てくる。

5人のプレーヤーは
  • キャプテン

  • 大尉

  • 1組の兵士

  • 人質


で、10人を2チームに分けて
ゲームを再現させようとする犯人の意図が見える。

さらに、それぞれのプレーヤーのキャラと
拉致された10人の特徴がマッチすることから
ゲームの再現目的で生徒たちを拉致した可能性が濃厚になった。

このことを手がかりに捜査が続けられるが

ケビンはゴッドオブコンバットのユーザーの中から
不審な2名の存在を発見する…



「スクールバス・ジャック」感想

まさかゲームを再現するためにバスをハイジャック
というストーリー展開は予想外だったので
マンネリ化してないところがよかったな、と思いましたが

犯人たちがあまりにも勝手すぎて
すご~く嫌なエピソードです(;一_一)


ゲーム中毒になるとここまでくるのか、といった感じ。
話の終盤に犯人の一人が
「俺の勝ちだ」っていうんですが

この期に及んでそんなことを言うのか、と
呆れてしまいました。


現実の世界とゲームの世界の区別がつかなくなるって
恐ろしいですね…


ロッシの意外な一面や
ケビンとガルシアのやりとりがなければ
本当にいや~なエピソードだったと思います。


ケビンとガルシアの行方は…

今回は、ケビンも捜査に駆り出されるわけですが
ガルシアがケビンのことを少し意識してるのがわかります。

あれ?
ひょっとして未練あり?!

ケビンもまんざらではなさそうなので
この二人また恋が再熱するかも?!

って、ちょっと期待してしまいました。

ケビンが事件解決に貢献した部分が多いので
ケビンのITテクニックに、やっぱりガルシア惚れなおしたのかな❤


でも、事件が解決して
最後にガルシアがケビンを飲みに誘うのですが
先約があると断られてしまいます。

ケビンはやっぱり
ジーナ・シャープとつきあってるのかな??

って、かなり気になったんですけど
ケビンとガルシアの気持ちと同じで
ここらへんもあいまいでしたね~。

どうなるのかな、この二人!


ロッシとビデオゲーム

今回はロッシの
「ゴッドオブコンバットに展開が似ている」という気付きから
事件は急展開を見せますが

前回のエピソードでは
義理人情に厚い面が見られましたし
今回はゲーマーとしての一面が。

といっても
ロッシがビデオゲーム好きだとわかるのは
今回のエピソードが初めてじゃないですよね。

シーズン6第5話「安全地帯」で
犯人が「ニコ・ベリック」と名乗ったと知った時に
グランド・セフト・オートIVの主人公の名前と気が付きましたし

同じくシーズン6第16話「哀しきメロディー」では
事件解決後アシュレイ・シーヴァーとビデオゲームしてました。


あ、ひょっとしたら
若い彼女がいたりして?!

ロッシもギデオンみたいに
肝心なところがなかなか見えないキャラですよね~。

その点
公私の顔がはっきりしているホッチのほうが
わかりやすいキャラだったりして(笑)


あ、そうそう
このエピソードの最後に
ケビンにフラれて、エレベーターの前でがっくりしているガルシアを
ロッシが励ますシーンがあるんですが
これはロッシらしくって好きです。

ガルシア何個ケータイ持ってるの
って突っ込みたくなるシーンでもあります(笑)


チャウチラ誘拐事件

スクールバスをまるごとハイジャックするなんて、つくり話でしょ
なんて思いますが、実際に起きてるんですね、アメリカで!

エピソードの中でスペンサーが
「チャウチラのケースでは…」って
今回の事件と比較する場面がありますが

それが1976年7月に、カリフォルニア州チャウチラで起きた
スクールバスハイジャック事件なんです。

犯人は
Frederick Newhall Woods IV
(フレデリック・ニューホール・ウッズ)
Richard Schoenfeld
(リチャード・スコンフィールド)
James Schoenfeld
(ジェームス・スコンフィールド)
の3人で、リチャードとジェームスは兄弟。

3人は映画の「ダーティーハリー」や「フレンチ・コネクション」に影響され
“パーフェクトクライム”を計画。

1976年7月6日
白いバンを故障したと見せかけ路上に停め

通りがかったスクールバスをハイジャック
バス運転手と乘っていた26人の生徒を誘拐します。

ここまでは、計画通りだったと思われます。

ですが
採石場に掘った穴に閉じ込められた人質は自力で脱出するわ
身代金を要求するために警察に電話をかけるにも
誘拐事件について全国規模で電話がチャウチラに集中したため
電話回線がパンクしてつながらなかったわで失敗に終わります。

運転手が1台のバンのナンバーを覚えていたこと
人質を閉じ込めた採掘現場の持ち主が
フレデリックの父だったため、そこから身元が判明し
3人は逮捕、それぞれ仮釈放なしの終身刑を言い渡され、現在も服役中です。


パーフェクトクライムが失敗に終わって
本当に良かったという事件ですよね。

人質も皆無事に救出されて
本当に良かったです。

事件の被害者の生徒たちの多くは
事件のショックからトラウマを引き起こし
事件後25年たっても症状に苦しめられてるという報告もあるように

死亡者がでなかったにしても
事件の大きさから考えたら妥当な刑だと思います。



ゲームはほどほどに、といいたくなるエピソードでした。



Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第16話「レプリケーター」のあらすじと感想

0
0

「ツークツワンク」はまだ終わっていなかった!

今回の捜査は
BAUメンバーににじりよる
不気味な存在のレプリケーターの正体を突き止めること!


いよいよ
レプリケーターの正体が明らかになる?!


クリミナル・マインドシーズン8 第16話
「レプリケーター”Carbon Copy”」のあらすじと感想です。






「レプリケーター」のあらすじ

BAUオフィスで談笑していたJJのもとに花束が届く。


メッセージカードの
「ZUGZWANG(ツークツワンク)」の文字を見たリードは

メイヴに電話をかけた時に受話器から聞こえてきたのは
メイヴを殺害した犯人ではなく
BAUメンバーのストーカー、レプリケーターということに気づく。

花束は盗まれたクレジットカードで支払われており
誰が花束を買ったところまで突き止めることができなかった。


レプリケーターの犯行とみられる
殺人事件が発生したフィラデルフィアへ向かうホッチナーたち。

被害者は
サンフランシスコで発生した
ブライアン・ヒューによる連続殺人事件のように

血が抜かれまぶたが切り取られていた。


移動中に2番めの被害者の遺体が見つかったという報告を受ける。

地元警察と共同で
犯人の捜査にあたっていたホッチナーたちは
新たな被害者の遺体を発見する。


今回の被害者も、他の被害者と同じように
血を抜かれまぶたを切り取られていたが
遺体の上にはホッチナーの写真が置かれていた。


明らかに
BAUメンバーをターゲットにした犯行に
ストラウスはホッチナーたちに捜査から手を引くよう提案するが
ロッシをはじめ他のメンバーは捜査の続行を主張する。


ガルシアの調べで
3人の被害者は、皆看護師の経験があるという共通点を見つける。


さらにロッシは
15年前にピッツバーグで発生した
看護師連続殺人事件のケースを思い出し
その犯人、Jack Lee Kemper(ジャック・リー・ケンパー)が処刑された5ヶ月前と
“サイレンサーコピーキャット事件”が発生した時期が同じであることに気がつく。


ホッチナーたちは
レプリケーターのプロファイルを発表する。

犯人は白人で、年齢は40代なかば、50代後半の可能性もある。

犯罪行為的、犯罪学的に洗練さが見られることから
犯人は前科者または司法トレーニング受けたことがあるかもしれない。

BAUメンバー一人ひとりをストーキングしていることから
犯人は移動するだけの手段と時間を持ち
自分の足跡を気づかれないようにカバーする頭脳を持ち合わせている。


今回は被害者が看護師という共通点があり
これは犯人にとってなにか特別の意味を持っているだろう。

犯人は
ケンパーの死に復讐する、またはケンパーの潔白を信じている
ケンパーの家族、友人、または親戚という可能性がある。

もしかしたら
犯人は被害者たちの友人や身内で
BAUの捜査に不満を持っている人物かもしれない。

犯人は
高い知性を持ち入念に計画を立てているが
強い復讐心を持っており、とりわけ危険である。


やがて容疑者とみられる人物が浮上し
ホッチナーたちは拘束するが

取り調べを進めていくうちに
プロファイリングで描いたレプリケーターとのズレを感じていく…




「レプリケーター」の感想

レプリケーターの手強さをアピールするためのエピソードかなッて
思わせられるほどなんか手の込んだ内容でした。

「とうとうレプリケーターが正体を表すのかな?!」
というドキドキは見事に裏切られましたし

「拘束された容疑者と
レプリケーターって関係あるの?!
どこで繋がってるの?!」
なんて、思わずツッコミを入れてしまいたくなる
ストーリーの展開は面白かったです。


フィラデルフィアで起きた連続殺人事件と
ギデオンが関わったという15年前の事件の関連性も
話を複雑にしていて

ますます
「レプリケーターって誰??」
ってなりました。


ストラウスもレプリケーターの捜査に
口を出すのですが

相変わらずチクチクしてて

「はっ、やっぱりストラウス┐(´д`)┌ヤレヤレ」
でしたね~。

まあその相変わらずさがよかったりして(笑)


エピソードの最後
レプリケーターを捕まえようと
ホッチたちが潜入した部屋の壁には

BAUメンバーたちの写真が
壁紙が見えないくらいに貼られていましたが

「エピソードの撮影終わったら
1枚欲しいな~」なんて
怖さを忘れて思ってしまいました(笑)


レプリケーターがコピーした事件

今回でレプリケーターのコピーは4件目。
どの事件をコピーしたのか、まとめてみました。

  1. サイレンサー(第1話)のコピーキャット


  2. ひざ下の結合手術に執念を燃やした、勘違い男(第4話)のコピー


  3. 人間マリオネットに執着しすぎた妄想男(第10話)のコピー

  4. 狂った自称画家(第13話)のコピー

あ~、なんかサイレンサーとか言われると
かなり昔のことのように感じますが
時間がたつのは早いですね^^;


ここまで忠実に犯罪を再現するには
かなり情報を集めないとできなそうですが
それができるレプリケーターは
やっぱり強力なストーカーですよね(;´Д`)

これからもまた
レプリケーターの正体を追う日が続きそうです…


ランドール・ガーナー

フィラデルフィアへ向かう途中で
ロッシが引き合いに出したRandall Garner(ランドール・ガーナー)
懐かしい名前ですね~。

ガーナーは
シーズン1と2
「地獄からの挑戦状」の犯人ですね。

ガーナーも
レプリケーターと同じく
BAUメンバーをターゲットに犯行を重ねていました。

そういえばガーナーも
BAUメンバーの行動をよく把握してましたよね。


懐かしい名前といえば
ギデオンの名前も出てきましたね。

シーズン1・2は
ギデオン大活躍してました。懐かし~



ということで
レプリケーターの正体は
まだまだ謎に包まれていますが

来週はどんなエピソードが待っているのでしょうか。

楽しみですね~♪



Similar Posts:

クリミナル・マインドシーズン8 第8話「スクールバス・ジャック」のあらすじと感想

0
0

スクールバスが突然ハイジャック!

消えた学生たちはどこに?

ケビンを加えて必死の捜査開始!

事件の突破口を開いたのは
ロッシの”意外な趣味”のおかげ!!

ロッシGJ(笑)

クリミナル・マインドシーズン8 第8話
「スクールバス・ジャック(The Wheels on the Bus)」のあらすじと感想です。





「スクールバス・ジャック」あらすじ

ワシントンD.C.で、セントラルハイスクールの生徒24人
運転手のRoy Webster(ロイ・ウェブスター)
バスモニターのCarol Roberts(キャロル・ロバーツ)
を乗せたスクールバスが何者かにハイジャックされた。


犯人は2人以上とみられ
捜査支援に駆けつけるホッチナーたち。
今回はケビンも一緒だった。


拉致された26人全員のバックグランドを調べているうちに
運転手のウェブスターが、過去に生徒とトラブルを起こしているのにもかかわらず
表立った懲戒を受けていないことに疑問を持つホッチナー。

しかしそのウェブスターは
足と胸に銃弾を受けた遺体となって発見される。


プロキシサーバーをたどってバスのGPSの追跡に成功したガルシア
ホッチナーにバスルートを報告する。

GPSのシグナルが途絶えた場所には
放置状態の古い小屋が建っており
ハイジャックされたバスはその中に停められていた。


さらに周辺を捜索していると
拉致された24人の生徒のうち、14人の生徒を発見する。

ロバーツと残り10人の生徒の行方はわかっていない。


発見された生徒のひとりに
事件当時の事情を聞くアレックス。

犯人はガスマスクをかぶり
10人の生徒を選んでから
その生徒たちに電気ショックカラーを首につけたということがわかった。

なぜ犯人は10名の生徒を選んだのか。

これが最大の疑問だったが
ロッシはこの事件の流れは
Gods of Combat(ゴッドオブコンバット)」というビデオゲームに似ていることに気がつく。


ロッシによると
ゴッドオブコンバットは
公共交通機関を襲い、プレーヤー5人を確保し
できるだけ相手を殲滅させたほうが勝つというゲーム。

犯人がつけていたというガスマスクも
ゲーム上に出てくる。

5人のプレーヤーは
  • キャプテン

  • 大尉

  • 1組の兵士

  • 人質


で、10人を2チームに分けて
ゲームを再現させようとする犯人の意図が見える。

さらに、それぞれのプレーヤーのキャラと
拉致された10人の特徴がマッチすることから
ゲームの再現目的で生徒たちを拉致した可能性が濃厚になった。

このことを手がかりに捜査が続けられるが

ケビンはゴッドオブコンバットのユーザーの中から
不審な2名の存在を発見する…



「スクールバス・ジャック」感想

まさかゲームを再現するためにバスをハイジャック
というストーリー展開は予想外だったので
マンネリ化してないところがよかったな、と思いましたが

犯人たちがあまりにも勝手すぎて
すご~く嫌なエピソードです(;一_一)


ゲーム中毒になるとここまでくるのか、といった感じ。
話の終盤に犯人の一人が
「俺の勝ちだ」っていうんですが

この期に及んでそんなことを言うのか、と
呆れてしまいました。


現実の世界とゲームの世界の区別がつかなくなるって
恐ろしいですね…


ロッシの意外な一面や
ケビンとガルシアのやりとりがなければ
本当にいや~なエピソードだったと思います。


ケビンとガルシアの行方は…

今回は、ケビンも捜査に駆り出されるわけですが
ガルシアがケビンのことを少し意識してるのがわかります。

あれ?
ひょっとして未練あり?!

ケビンもまんざらではなさそうなので
この二人また恋が再熱するかも?!

って、ちょっと期待してしまいました。

ケビンが事件解決に貢献した部分が多いので
ケビンのITテクニックに、やっぱりガルシア惚れなおしたのかな❤


でも、事件が解決して
最後にガルシアがケビンを飲みに誘うのですが
先約があると断られてしまいます。

ケビンはやっぱり
ジーナ・シャープとつきあってるのかな??

って、かなり気になったんですけど
ケビンとガルシアの気持ちと同じで
ここらへんもあいまいでしたね~。

どうなるのかな、この二人!


ロッシとビデオゲーム

今回はロッシの
「ゴッドオブコンバットに展開が似ている」という気付きから
事件は急展開を見せますが

前回のエピソードでは
義理人情に厚い面が見られましたし
今回はゲーマーとしての一面が。

といっても
ロッシがビデオゲーム好きだとわかるのは
今回のエピソードが初めてじゃないですよね。

シーズン6第5話「安全地帯」で
犯人が「ニコ・ベリック」と名乗ったと知った時に
グランド・セフト・オートIVの主人公の名前と気が付きましたし

同じくシーズン6第16話「哀しきメロディー」では
事件解決後アシュレイ・シーヴァーとビデオゲームしてました。


あ、ひょっとしたら
若い彼女がいたりして?!

ロッシもギデオンみたいに
肝心なところがなかなか見えないキャラですよね~。

その点
公私の顔がはっきりしているホッチのほうが
わかりやすいキャラだったりして(笑)


あ、そうそう
このエピソードの最後に
ケビンにフラれて、エレベーターの前でがっくりしているガルシアを
ロッシが励ますシーンがあるんですが
これはロッシらしくって好きです。

ガルシア何個ケータイ持ってるの
って突っ込みたくなるシーンでもあります(笑)


チャウチラ誘拐事件

スクールバスをまるごとハイジャックするなんて、つくり話でしょ
なんて思いますが、実際に起きてるんですね、アメリカで!

エピソードの中でスペンサーが
「チャウチラのケースでは…」って
今回の事件と比較する場面がありますが

それが1976年7月に、カリフォルニア州チャウチラで起きた
スクールバスハイジャック事件なんです。

犯人は
Frederick Newhall Woods IV
(フレデリック・ニューホール・ウッズ)
Richard Schoenfeld
(リチャード・スコンフィールド)
James Schoenfeld
(ジェームス・スコンフィールド)
の3人で、リチャードとジェームスは兄弟。

3人は映画の「ダーティーハリー」や「フレンチ・コネクション」に影響され
“パーフェクトクライム”を計画。

1976年7月6日
白いバンを故障したと見せかけ路上に停め

通りがかったスクールバスをハイジャック
バス運転手と乘っていた26人の生徒を誘拐します。

ここまでは、計画通りだったと思われます。

ですが
採石場に掘った穴に閉じ込められた人質は自力で脱出するわ
身代金を要求するために警察に電話をかけるにも
誘拐事件について全国規模で電話がチャウチラに集中したため
電話回線がパンクしてつながらなかったわで失敗に終わります。

運転手が1台のバンのナンバーを覚えていたこと
人質を閉じ込めた採掘現場の持ち主が
フレデリックの父だったため、そこから身元が判明し
3人は逮捕、それぞれ仮釈放なしの終身刑を言い渡され、現在も服役中です。


パーフェクトクライムが失敗に終わって
本当に良かったという事件ですよね。

人質も皆無事に救出されて
本当に良かったです。

事件の被害者の生徒たちの多くは
事件のショックからトラウマを引き起こし
事件後25年たっても症状に苦しめられてるという報告もあるように

死亡者がでなかったにしても
事件の大きさから考えたら妥当な刑だと思います。



ゲームはほどほどに、といいたくなるエピソードでした。



Similar Posts:
Viewing all 36 articles
Browse latest View live


Latest Images