ウィンズローで発生する謎の連続殺人事件!!
被害者は折り曲げられて
箱に入れられているという、不可解さ!
犯人の目的は?
それからいよいよリードに
“電話ボックスの彼女”と会うチャンスが!
クリミナル・マインドシーズン8 第10話
「人形遣い(The Lesson)」のあらすじと感想です。
「人形遣い」のあらすじ
アリゾナ州ウィンズロー。
3日前にBruce Phillips(ブルース・フィリップス)という男性の遺体が発見され
今朝になってJustin Marks(ジャスティン・マークス)の遺体も発見された。
マークスは昨日
ガールフレンドのConnie Foster(コニー・フォスター)と
デート中のところを何者かに拉致されていたのだった。
コニーはまだ発見されておらず
犯人に監禁されていると予想された。
被害者は似たようなタイプで
髪の毛を黒色に染められ
足を折り曲げられて木箱に入れらた状態で発見された。
さらに
首には何度も締められた痕があるのも特徴的だった。
現地へ向かう
ホッチナーたち。
マークスの遺体発見現場を検証する
アレックスと
JJ。
2人はマークスの髪の毛が切られていたことと
指にマニキュアがしてあるのを発見する。
Byron Sadler(バイロン・サドラー)という男性が
自宅から姿を消した。
現場を検証したモーガンは
窓に付いている血痕が、偽物であることに気がつく。
これは
犯人が被害者をおびき出すために使った手段だと推測された。
初めの2人の被害者の検死結果を聞く
ロッシと
リードは
被害者が、柔らかい繊維のレザーのストラップまたはベルトで
執拗に首を絞められていたことを知る。
さらに
逆転したV字マークが背中についていた
ケタミンが体内から検出された
死の直前に関節を外されていたことなどが明らかになると
犯人はケタミンで被害者をコントロールし
中世の拷問器具のようなものを使って
被害者に苦痛を与えているのではないかと推測された。
サドラーの遺体が発見された。
足を折り曲げられ、木箱に入れられていたが
遺体はラッピングされ、
首には締められた痕は発見されなかった。
代わりに
サドラーの手と手首には
大きな穴が開いていて
足からも出血していたため、死因は出血死と考えられた。
遺体の状況からホッチナーたちは
犯人は被害者を首吊りから磔(はりつけ)で殺害する方法にシフトしたと予測する。
リードはサドラーがマークスと同じジーンズを履いていたことに気がつく。
タグから「Bonner Brothers(ボナー・ブラザーズ)」という
店の名前を発見する。
事情を聞くために店に向かうモーガンとJJ。
しかし店主は
すきを見て店を離れるという不審な行動を見せた…
【犯人のプロファイリング】
犯人はその計画的な犯行から
少なくとも30歳の男性と考えられる。
(被害者が3名のことから)
自分の妄想を完璧に表現しようとし3度失敗している。
ファンタジーがベースになっている犯罪の特徴からすると
犯人が思い描いている完璧な世界には現実性はまったくない。
犯人のファンタジーには
被害者を拷問したり、無理やり体を伸ばしたり
黒髪に染める、爪にマニキュアを塗るということが含まれている。
3人目の被害者が手と足に穴が空いていることから
犯人は被害者を磔にし、犯行はエスカレートしている。
歴史的に見ても
磔は重罪を罰するために残されている。
つまり犯人にとって
被害者は自分にそぐわなかった者で
被害者に対する拷問は
犯人が被害者を”異端児”扱いしていることを示している。
磔はサディスティックで究極の拷問である。
犯人は、自分の理想を完璧に表現するため
殺人はエスカレートし続けるだろう。
犯人は女性を一人監禁しているが
自分の犯行の目撃者となっているか
または犯罪に加担しているよう強制していると考えられる。
「人形遣い」の感想
すごく不思議な演出が多かったエピソードでした。
まあエピソードを見れば
「なるほど、そうだね~」
となると思いますが
犯人の頭の中を表現しているところがあったので
後で
「あ、なんだ幻か」というシーンが多かったです。
その点で
とても印象に残るエピソードでした。
犯人はすぐに誰だかわかるのですが
オープニングはちょっといらないんじゃないかな
という気持ちもありました。
まあ
話がどういう展開になるのか
ドキドキ感を出すにはよかったかもしれませんが
これはちょっと狙ってんるんじゃないかな、と思ってしまいました。
あ、それと
このエピソードの見どころというと
スペンサーと
“電話ボックスの彼女”の恋の行方!
これもこのエピソードが忘れられないものに
していますね。
スペンサーの彼女はミーヴ
このエピソードでようやく”電話ボックスの彼女”が
Maeve(ミーヴ)という名前ということが判明。
ストーカーの影に怯えているミーヴでしたが
最近eメールも変な電話もないということで
ミーヴはスペンサーに
「会いたい」と告げます。
スペンサー、おめでとう~
φ(´ω`= )カキカキ_φ( =´∀`)ノ[才×〒"├-]ペタッ
ずっとまえから知ってるのに
一度もあったことがない、という不思議な関係に
ようやく終止符を打つことができるわけです!
嬉しい半面
もし会って嫌われたら…
と、ナーバスになってるスペンサーを励ましたのは
アレックスでした。
シーズン8って
スペンサーとアレックスのやりとりがよく出てきますが
なんだろこの2人
ギデオンとスペンサー、という師弟関係とも違うし
エミリーとスペンサー、という姉弟っぽい関係とも違うし
でも
他のメンバーよりもちょっと親密さを感じます。
このエピソードでの2人の会話は、
アレックスがスペンサーのこと気にかけてるのがよく分かるシーンでした。
ミーヴとの待ち合わせの場所で待ってるスペンサーに
「彼女はあなたのこと愛しているわよ」と
メッセージを送ったのはアレックスでした♪
「Narrative of John Smith」
エピソードの中でスペンサーとミーヴが
相手にプレゼントしようと
偶然に用意したのがコナン・ドイルの処女小説
「Narrative of John Smith」。
「ジョン・スミスの物語」という意味かな
なんでもコナン・ドイルが1883年23歳の時に書いたそうです。
日本でも洋書が手に入るようですが
50歳の痛風持ちで閉じこもりがちなジョン・スミスが主人公という以外は
本の内容についての情報を見つけることができませんでした。
コナン・ドイルの作品を理解するには
読んでおいた方がいい、みたいな感じなので
ドイルファン向けの本のようです。
こんな本を知ってるなんて
さすがスペンサーってカンジですね^^;
ガルシアは編み物が趣味?
被害者の殺害状況から
犯人は中世の拷問器具を使うサディストではないか
と予測したホッチナーたちは
ガルシアに
このエリアで持ち主を特定するように指示を出しますが
その時に
ガルシアが
「私のニッティンググループの友達も該当者に入るの?」
というシーンがあるんですね。
ガルシアって交友範囲が広いというか
ニットに興味があるって、なんか意外でした~^^;
ピーターパン症候群について
エピソード後半の方でホッチが
犯人について
ピーターパン症候群と見ているシーンが有りますが
ピーターパン症候群は簡単に言うと
「(大人なのに)大人になりきれていない男性」のことです。
誰でも子供っぽい一面を持っていると思いますが
ピーターパン症候群は、パーソナリティ症候群の一種ですので
笑って済ませられるような程度じゃないでしょうね(;´Д`)
過保護や幼少期に受けた虐待
強いストレスなどが原因と考えられています。
確かに今回の犯人には
大の大人なのに、子供っぽい行動が見られて
それが狂気につながっていました。
無邪気、という言葉じゃ片付けられないほど
残虐で、見ていて
「もう、いい加減にしてよ、このあほ男!」
と、心のなかで叫んでました^^;
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